記事
バンテリン東海クラシック 2026
単独2位でも「運」を強調、未シードの田中裕基が三好で挑む初V
プロ7年目の田中裕基(たなか・ひろき)が、難攻不落の三好で自身初の最終日最終組に飛び込んだ。

3日目の4アンダー「67」で、2打差の通算9アンダーまで伸ばして、首位の岩﨑亜久竜(いわさき・あぐり)と、3位の桂川有人(かつらがわ・ゆうと)に挟まれ単独2位に割り込んだが、未勝利の24歳。
「僕の実力ではない。今日は運がよかった」。
スタートから強い風が吹く中、1番でしのいだ2メートルのパーセーブが、会心のきょう1日を作った。
次の2番パー5でバーディ先行した。
5番の3パットから連続ボギーを打ったが、バンカーに入れた7番ではOKパー。
「3連続ボギーならなかった」と、カラーから10メートル超を沈めた8番から、今度は3連続バーディを記録するなど、「ラッキーすぎて。僕の中では実力ですとか到底言えない」。
プレー後の東海テレビさんのインタビューでもたびたび謙遜したが、5月の「日本プロ」では、初Vを飾った同学年の細野勇策(ほその・ゆうさく)に次ぐ2位に。
未シードながら、タイトル戦で大金星寸前の経験を通して「以前よりは状況判断ができるようになった。成長は感じる」と、手ごたえはしっかりとある。
さらに10月の「日本オープン」で年間2勝目を挙げ、ポイントランク1位を快走する細野のほかにも、PGAツアー選手の久常涼(ひさつね・りょう)や、欧州・DPワールドツアーで1勝の金子駆大(かねこ・こうた)らも同学年。
「小、中、高と同じ大会に出たり。同級生は一杯いるんですけど、僕はもうついていくだけなんで。僕は、僕ができることをしっかりとやっていければ」。
今も昔も憧れの選手は石川遼(いしかわ・りょう)だ。
石川と同学年で、歴代賞金王のレジェンド、伊澤利光(いざわ・としみつ)の甥っ子の秀憲さんに教わるご縁で、練習を見てもらったこともあり、「緊張しましたけど、凄い優しかったです」と、当時の感動は忘れない。
その石川が、大会最年少の18歳で三好を制したのは2009年。ここで逆転の初Vなら一歩、近づける。













