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バンテリン東海クラシック 2026
人生2度目のホールインワンからの首位獲り “ずみしゅう”こと福住修の秋が来た
出身の神奈川県厚木市から、高知県の明徳義塾に進んだ高校と、都内の専修大学を通じて学生時代のあだ名は“ずみしゅう”。
プロは、ルーキーイヤーの昨年から数えて2年目。23歳の福住修(ふくずみ・しゅう)が、小学4年以来という快挙を契機に、自身初の首位獲りを果たした。
3アンダーの8位タイから出て、前半はバーディ、ボギーを1個ずつ。イーブンパーで、静かに折り返して入った後半12番から突如、覚醒した。
12番はパー5だ。250ヤードの2打目を19度のユーティリティで右に“ギリ”乗せたが、イーグルパットがショート。
1メートル強のバーディパットを逃していたら「なかったかも」と、振り返った13番のホールインワンは、「左からカットに打って、寄っていってくれたら」という5番アイアンのティショットが手前約3ヤードで弾んでカップイン。
同組の堀川らと、ハイタッチで喜びに浸る間もなく、その後も13番から伸ばしに伸ばした。
14番で2メートル半を沈めると、15番のパー5でまた2オン2パット。右エッジから、18ヤードのアプローチをカップに沈めた三好の魔の16番パー3を最後に連続バーディこそ止まったが、17番では左の林に飛んだティショットが木にあたって左のバンカーまで出てくる場面も。
「ラッキーでした」。仮にそのまま左OBなら、この日2個目のボギーではおさまらなかった。
最後18番も左のバンカーから左手前のバンカーと綱渡りをしながら50センチにくっつけパーセーブ。
「小学校4年生くらいのときに1回ありました。人生2回目」という13番ホールでの快挙は、本大会としては、1990年の赤澤全彦氏以来、36年ぶり。
そこからあれよと「66」で自身初の首位に立ち、上がってすぐ主催の東海テレビと、興和と、コースさんからご褒美の30万円をいただくなど、難攻不落ともいわれる初出場の三好で大賑わいの1日となった。

「初めて大会に出させていただいて。どんなコースかなと考えながら回って、戦略が大事、と。それが見事にハマってくれた」と、この2日間の手ごたえを語る。
7位に入った「Sansan KBCオーガスタ」に続いて、6位で今季2度目のトップ10入りした先週の選手会主催大会「フォーティネット プレーヤーズ カップ」で覚醒の兆しを掴んだ。
試合を重ねるうちに「曲げたくない」と、知らず知らずスタンスが広くなっていた。2日目のスタートホールでいつものミスが出た際に、木村キャディに指摘を受け「確かに」。
左右共に1足分せばめて構えてみると、見る間に改善。
「ゴルフの組み立てがしやすくなった」と、ポイントランクも一気に上昇。同39位で2年連続シードにもめどがついたところだ。
ルーキーの昨季も、10月のACNツアー「石川遼everyone PROJECT」で同ツアーの初優勝を飾り、同ツアーのポイントランク3位で翌年の出場権を確保したあと、11月の「フォーティネット プレーヤーズ カップ」で初トップ10の8位を記録。さらに、直近10位内で出た翌週の「ACNチャンピンシップゴルフ」で2位に食い込み、ランク61位で初シードを手にしている。
「試合の雰囲気にも慣れてくるのがこの時期なのかな?」。
自身初のフル参戦で、秋は疲れも蓄積を始めるのもこの時期。
今季初Vの平本世中(ひらもと・せじゅん)に誘われて行ったサウナで「疲れが取れた。初めて“整う”ということを実感した」のも今月初め。
疲労を癒すすべも覚えた“ずみしゅう”は、今年も秋に力を発揮する。
双子の兄で、プロの将(しょう)と共に、現在ポイントランク1位の細野勇策(ほその・ゆうさく)や、PGAツアー3季目の久常涼(ひさつね・りょう)らと同学年。
でも、「僕は大学に行って、4年遅くプロに入った。勝とう、とかそういうのはないけれど、同い年の人たちが頑張っているのは刺激になる」。
活躍の輪に潜り込む大チャンスだ。














