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フォーティネット プレーヤーズ カップ 2026
「苦しいときは思い出す」49歳の近藤智弘は大山志保さんが励み
プロ26年目の近藤智弘(こんどう・ともひろ)が、岐路に立っている。

来年6月の誕生日で、シニアツアーにも参戦可能な50歳。
「レギュラーツアーでやりたいようで、やりたくない。出てもなかなか予選は通れないし、通っても上位に行けないし。判断が難しいところ」と、迷いは深まる。
2000年にプロ転向してすぐシード入りし、6勝を重ねたが、2024年についに陥落した。
25年に生涯獲得賞金25位内の資格を行使したが、復活できず。昨年、人生初のQT(ファイナル)に出場して19位に入り、出場権は確保できたが、今季も残り6試合で、ポイントランキングは現在74位と、苦しい。
このままシードの上位65人に入れなかったら今年はQTのサードからとなり、エントリーの締め切りが今月30日に迫る。
「体力もメンタルもきつい。もうやめようか…」。
見切りをつけかけての旧友との再会は、幸か不幸か。
アマ選抜のナショナルチームで一緒だった同い年の大山志保さんと話し込んだのは、たまたまプライベートで観戦に行った9月のJLPGAツアー「ゴルフ5レディス」だった。
「シニアにはまだ出ちゃだめだよ、近藤くん。まだレギュラーで頑張れるんだから…!」と、近藤の背中を叩いた大山さんは、女子ツアーで通算18勝を重ね、2006年には女王にも輝きながら、同大会は、現地ウェイティングで滑り込んだ身。
「悪くなると、僕みたいに後ろ向きになるのが普通じゃないですか。でも、彼女は昔とメンタルが全然変わっていない。私まだ20代と思ってやってんだけどー?って。球も飛ぶし、まだQTを受けるとかも言っていて、なんちゅーの?あの前向きさ!」。
ただただ驚嘆する近藤を横目に、2日目の最終ホールでは、20メートルのバーディパットを沈めて予選通過を果たしたという大山さん。
「自分は、QTも受けるつもりがなかったのに。悩みが始まったのよ、あいつのせいで(笑)。苦しい時にはあいつを思い出す。本当にパワーをもらった」。
この日の初日も、前半の難しい18番では池ぽちゃから1メートルもない“べたピンボギー”で「あそこはバーディみたいなもの」と1オーバーで堪えると、後半折り返してすぐ1番からいずれも1メートルを沈める連続バーディが来た。
アンダーパーで息を吹き返して入った最後9番では残り245ヤードから5番ウッドで1メートル。
イーグルで締めくくり、3アンダーの12位タイで初日を終えた。
先週の「日本オープン」で、ろっ骨を骨折しながら2位健闘の坂本雄介(さかもと・ゆうすけ、27歳)や、永野竜太郎(ながの・りゅうたろう、38歳)ら「10も20も離れた」(近藤)年下選手に今週も、自ら練習ラウンドを申し込み、打ち方やクラブセッティングの指導を受ける。
今週は、ドライバーのロフトを10.5度から9度に変えて「“ハイティー、アッパー目”」のスイングチェンジも、2人からのアドバイスである。
「竜太郎は、ジュニアの時に、自分の20代後半から30代のスイングをよく見ていたらしくて。近藤さんが良かったときは、こういう風に打ってましたよ、と。プロって、セオリーではないじゃない? 悩みがちょっとずつ薄れてきて。クラブや感覚的なところで非常に助けられています」。
年長者のプライドも封印して素直に向き合う。
今後の“進路”についてはまだ答えが出せない。
「終盤の大きな試合は僕は出られないから、実質今季はこれを含めてあと5試合。あわよくば、一発当ててシードを狙う」。
選手会主催の第2回大会で、シニア入りを目前に控えたベテランが、いま人生を模索している。













