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Novil Cup 2026

48歳・近藤智弘、プロ27年目の「初挑戦」

徳島・Jクラシックゴルフクラブで幕を開ける『Novil Cup』。
若き才能がひしめくフィールドに、ひときわ異彩を放つベテランの姿がある。2006年「日本プロ」を含むツアー通算6勝、プロ27年目を迎えた近藤智弘(こんどう・ともひろ)だ。
まもなく49歳。長年レギュラーツアーの最前線で戦い続けてきた名手が、自身初となるACNツアーの舞台に立つ。

かつては腰痛をはじめとする怪我に苦しめられた時期もあったが、今の近藤に悲壮感はない。
今オフは暖かい海外の環境を選び、ラウンドとトレーニングを本人いわく“ゆるく”こなしながら、心身のリフレッシュを図ってきた。
「昨シーズンはほぼ全試合に出場できたし、今のところ痛いところもなくて調子はいい。オフもしっかり準備ができた」
穏やかな口調ながら、コンディションへの自信が言葉の端々に滲む。



    練習ラウンドを終え、近藤は早くもコースの難所を鋭く見抜いている。
    この日はOUTコースのみの確認となったが、百戦錬磨の経験が警戒心を呼び起こす。
    「距離もしっかりあるし、グリーンのアンジュレーションも強い。風やピンポジション次第で、かなり難易度が上がる印象ですね。特にティーショット。フェアウェイを外すとセカンドショットが難しくなる」

    長年トップカテゴリーで戦ってきた男にとって、4人一組でのラウンドなど、ACNツアー特有のルールや進行は未知の領域だ。
    「勝手がわからなくて、なんだかそわそわする」と苦笑いを見せるが、その視線はすでに先を見据えている。
    「来週にはレギュラーツアーの開幕(東建ホームメイトカップ)も控えている。新しいクラブも含めて、ここで確かな手応えを掴みたい」

    40代も終盤に差し掛かり、新たな環境に身を置くことは勇気がいる。しかし、近藤はそれを「初チャレンジ」と呼び、ポジティブに捉えている。
    「この年齢になって新しい挑戦ができる機会なんて、なかなかないこと。自分のゴルフに集中して、この状況をしっかり楽しみたい」
    熟練の技と、ルーキーのような新鮮な気持ち。プロ27年目の“初陣”が、静かに始まろうとしている。

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