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日本オープンゴルフ選手権競技 2026
5打差3位タイの坂本雄介と平本世中の悲喜こもごも
5打差の3位タイの“ラス前”から、最終日最終組の2人を追う坂本雄介(さかもと・ゆうすけ)と、平本世中(ひらもと・せじゅん)には、悲喜こもごもの思いがある。
坂本は、2週前に肋骨の疲労骨折が見つかったばかりの身体で、この日は前日に残した第2ラウンドの残り3ホールと合わせて計21ホールをプレー。

「12時間コースにいる…」と、第3ラウンドを終えてすぐの顔色も青い。
2週間の療養を経て、本大会で復帰戦に臨んでいるが、「寝返りを打つとまだ痛い」と、前夜は1時まで眠れないまま、7時前の再開に備えて朝は4時起き。
プレー後はつい「さすがに疲れた…」とこぼしたが、第2ラウンドを終えてすぐ臨んだ第3ラウンドの最初1番では、190ヤードの2打目を9アイアンで入りかけのショットを打つなど、ケガを微塵も見せない好プレー。
「万全の状態じゃないから。求めてない分、逆にノンプレッシャーでできているのかな?」。
6番では7、8メートルものバーディパットも沈めた。
医師から絶対安静を命じられた2週間で、唯一握れたパターが好調だ。
「ケガの功名じゃないけれど。パターをずっとやってたら、ひらいめいたものがあって」と、15番でも5メートルが決まった。
手負いの身には今年、すこし浅めにセットされているラフにも救われる。
未勝利の坂本にとっても、日本タイトル戦への思いは当然ある。
V特典への思いも。
キャディさんに「マスターズに出られたら、引退だな」と、冗談を言ったら、冗談じゃない、ととがめられた。
さすがに引退はさせてもらえないらしいが、メジャー切符はもちろん欲しい。
でも「細野くんは上手いんでね…」。5打差で走るポイントランク1位のリーダーをちらりと仰ぎ見た。
坂本と共に、最終組の1つ前で最終日に挑む平本は、「先週の悔しさがエネルギーになっています」と、語る。

日本開催のPGAツアー「Baycurrent Classic Presented by LEXUS」で“プロ人生初”という現地ウェイティングで、繰り上げ出場を狙ったが、寸前で実現しなかった。
「月曜、火曜と練習しながら、全然出れないという状況から、ウェイティングの1番目まで行ったので…。悔しい思いをしました」。
上位6人に資格があった9月28日時点のポイントランクは8位。同7位の石坂友宏(いしざか・ともひろ)が杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)の代わりに飛び込んだから、本当にあと一歩だった。
8月の「ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント」でプロ6年目のツアー初優勝を飾ってポイントを稼いだが、その後、ショットの不振に陥り、棄権1回を挟んで、4試合で予選敗退が続いていた。
「きちんと通っていたら、出れていたと思ったら余計に悔しいな、って…」。
最終日の日曜にまた横浜に行き、観戦もした。
「間近でPGAツアーの選手のプレーを見させてもらい、勉強になることも多かったし、自分でも通用するな、と思える部分もあったので…」。悔恨は増す。
思いをすべて今週に注ぎ込む。
5年シードの本タイトル戦で、3位につけて、初シードの足掛かりとしたのは茨木で行われた2023年大会だった。
「本当に、優勝争いして人生が変わったと言っても過言ではないので。その反面、やっぱりあの時勝ちたかったなっていう悔しさもあるので。2勝目を日本オープンであげられるように、明日は精一杯頑張りたいなと思います」。
先週の悔しさもいっぺんに晴らす。













