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ハナ銀行 インビテーショナル 2025
坂本雄介は110位からのプレーオフ敗退「負けて収穫するものはないと思う主義」初V間近…!
坂本雄介(さかもと・ゆうすけ)は、プロ7季目の初優勝を逃したが、2日目以降の巻き返しはすごかった。

1オーバー「73」の110位タイで出遅れた初日からのプレーオフ敗退。
本人も、「最近、本当に調子が良くなかったので。初日のゴルフから、よくここまで来たな」と、首をかしげた。
「2日目からパターが良くなって、リズムが良くなって、勝手にショットも良くなっていきました」と振り返ったとおりに、第2ラウンドではボギーなしの「67」をマーク。
通算4アンダーの58位で辛くも決勝進出すると、3日目もまたボギーなしでのベストスコア「65」で8位タイに急上昇し、5打差を追った最終ラウンドでも勢いに任せて前半4つのバーディ。
猛追ターンを果たすと前半最後の9番から3連続バーディを記録し、14番でついに首位を捉えた。
でも「そんなにプレッシャーもなく」と、3人タイで入った本戦最後18番パー5のティショットは堂々フェアウェイど真ん中。
2オンに成功し、イーグル逃しのバーディ締めで2日連続の「65」。通算18アンダーで、ノリスと並んで臨んだ自身初のプレーオフは、1ホール目の2打目が深いラフにつかまり寄せきれなくても、約4メートルのバーディを沈める粘りは見せた。
2ホール目の2打目は今度バンカーのアゴにつかまり再び思うようには寄らなかったが、長いバーディトライはしっかりとカップをオーバー。
最後まで攻めの姿勢は崩さなかった。
「負けて収穫するものはないと思う主義」と、多くは語らなかったが、自己ベストの2位で、初シードの昨季から、2季連続の賞金シードはがっちり確定させた。
昨季賞金王の金谷拓実(かなや・たくみ)は大学同期だが、自分は2年で中退し、2018年に転向してから今年プロ7季目。
悲願達成は確実に近づいている。














