坂本雄介（さかもと・ゆうすけ）は、また負けた。1差の惜敗だったが、「自分の中では2足りない」。
最終日を3人タイのトップで出たが、すぐに追う展開となった。
「4日間を通してゴルフは悪くなかったと思う」。
雷雲による1時間27分の中断を挟んで、再開直後の12番もバーディを奪うなど、集中力も持続していた。
ただ、「敗因はちょっとしたミスの積み重ね」。
特に小斉平との2差を追った残り3ホールは、16番で手前のバンカーに入れてボギーを打ち、17番では左のラフに入れて、4メートルをいれるパーセーブがやっとになり、最後18番はバンカーから出した第3打をカップインするしか勝ち残るすべはもうなかった。
「これだけグリーンが硬いとフェアウェイからじゃないとダメ」と、自分を責め「きょう5アンダー出した（小斉平）優和（ゆうわ）が凄い」と、勝者を称えた。
ただ、6月にノリスとプレーオフを戦った「ハナ銀行インビテーショナル」に続く今季2度目の2位には近々の勝機は感じていて、「もう勝つしかない。いつか来るでしょ！」と、顔を上げた。
