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ドラッグストア・コスモスカップ 2026
輝き続ける45歳。岩田寛が描く夢
今季の2勝目を決めた18番で、一番最初に練習仲間の小平智(こだいらさとし)とぎゅっと抱き合い1秒、2秒、3秒…。

やっと離れるのを待って、今度は年下の選手たちが次々と握手をしにきた。
20~30代ころの岩田寛(いわた・ひろし)は孤高の人、という印象が強かった。人前ではめったに笑うこともない。“ヒロシの笑顔”はレアもの。
だが、最近はよく笑い、以前よりは口数も多くなり、相談にくる後輩たちもがぜん増えた。
聞かれたら的確に応える。
「あのラフからどうやったらあんなに寄せられるんですか?!」「…順目だから」
一言で会話が終わってしまうパターンもままあるが、岩田を慕う若者は確実に増えている。
5打差のトップで出て、6打差つけてハーフターンしながら、勝亦悠斗(かつまた・ゆうと)に最後は1差に詰められた。
18番で6メートルのバーディパットを沈めて派手なガッツポーズとハイタッチを決めた勝亦を「うざい」と表し、自分も3メートルを入れ返してボールを拾い、勝亦と握手をしに一歩、踏み出した瞬間に、再びまたガッツポーズを作ったのはふいに沸いた勝亦への対抗心だった。

「さっきのを思い出して見たか、と。なめんじゃねえぞ、と。なんかこみあげてくるものがありました」と、大人気なくやりかえしたのも岩田なりの新規試合の盛り上げ方だ。「勝亦くんとキャディくんが“あれ”してなかったら、僕は入ってなかったかもしれないです」。
岩田なりに、年下のライバルの強烈な一撃も、きちんと称えた。
岩田なりに、年下のライバルの強烈な一撃も、きちんと称えた。

ティショットを隣の10番まで曲げてダブルボギーを叩いた15番や、3パットのボギーで勝亦にスキを与えた17番など「情けない。(嬉しさの)7倍悔しい」。
手放しでは喜べない辛勝の通算9勝目だったが「今週は我慢しなくちゃいけない理由がありました。負けたかも、と思いましたが我慢ができた」。
初代覇者として、新規大会の主催者さんに報いた。「まだ誰の名前も刻まれていないトロフィーを持てたので、気持ちがよい」と、微笑む。
手放しでは喜べない辛勝の通算9勝目だったが「今週は我慢しなくちゃいけない理由がありました。負けたかも、と思いましたが我慢ができた」。
初代覇者として、新規大会の主催者さんに報いた。「まだ誰の名前も刻まれていないトロフィーを持てたので、気持ちがよい」と、微笑む。

今年6月の「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で大会2勝目を挙げており、それに続く今季2勝目で“通算3台目”となるV副賞のBMWも手にして「嬉しいです。ご縁があるのかな、って思います」と、喜ぶ。

「朝は凄く緊張していて、みなさんのお顔もきちんと見れなかった。今はゆっくりと見られて幸せです」などとスピーチで心境を明かしたが、今週は「日本女子オープン」に“出張中”のエース、新岡キャディの代わりに岩田の初キャディをつとめた斉藤さんは、「初日から最後まで、ぜんぜん変わらず、冷静に見えました。それがすごい」と、驚嘆していた。

史上7人目となる45歳での複数回V者(※)の記録で、今季最初の年間2勝者となり、ポイントランクも2位に浮上。
「もっとうまくなりたい。海外でもやりたい」。
2016年に一度参戦したPGAツアーや、昨年戦った欧州・DPワールドの再挑戦など、シーズン終盤のランク最上位の資格で受けられる予選会を見据えて夢は尽きない
「45歳になりましたが、輝き続けたいと思います」。
今週の勢いで、まずは次週、日本開催のPGAツアー「Baycurrent Classic Presented by LEXUS」でまた嬉々として強豪に揉まれる。














