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ドラッグストア・コスモスカップ 2026

岩田寛のひとり旅

岩田寛(いわた・ひろし)がひとり旅を始めた。最終日を前に、5打差の単独トップに立った。

1差の2位から出たこの日は、後半10番から6メートル、8メートル、また8メートルと長いパットを沈めて3連続バーディ。

勝亦悠斗(かつまた・ゆうと)を一気に5打差に引き離して入った650ヤードの14番パー5のティショットはフェアウェイを捉え、残りわずか267ヤードの完璧なビッグドライブに見えたが、岩田は不満そうに体をねじる素振りをした。



「テンプラした」という。

それでも、2打目はミスショットの余韻も残さず右のラフのほうまで運び、1メートル弱につけてあっさりとバーディとした。

大量リードでけん引しながら考えるのは、より納得できる1打をいかに打てるか。
「打って、やっぱり違うな、次打ってまた、こうじゃない、という感じで…。基本的にはやりたいことしかやりたくない。きょうは、なんか気持ちよく振れない。我慢がいっぱいありました」。

試行錯誤をしながら同組の若い2人を技術で経験で圧倒した。
スタートの1番では、「ティショットもセカンドも。あんなに右に行くとは思わなかった」と、右の林の中から、右手前の深いバンカーに入れるピンチだったが、「イメージして、スピンをかけて。あんまり落としどころは考えない」。

ふわりと上がったバンカーショットは、ピンにくっつきOKパー。
ダブルボギー発進した勝亦悠斗(かつまた・ゆうと)を早々に1差で逆転して揺さぶりをかけた。
勝亦も、「岩田さんがうますぎて。話にならない。比べるのもおこがましい」と45歳にひれ伏していた。

6月のJGTO主催大会「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」に次ぐ、今季2勝目に手をかけた(通算は現在8勝)。

45歳以降に年間複数回優勝を達成した選手は、杉原輝雄(1982年、86年、90年)と、青木功(87年、89年、93年)と、尾崎将司(1992~99年)と、中嶋常幸(2002年)と、尾崎直道(2005年)と、藤田寛之(2014年)のまだ6人(17例)だけ。

錚々たる名前を聞くなりふ…っと笑って、「畏れ多い。レジェンドすぎます」と恐縮していた。

AONらに続くという意識はないが、「1回勝ったので、2勝目をという気持ちはあります」と足早に、日没間近の練習場へ。
あすもまたひたすらに、納得の1打を求めて旅をする。


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