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石川遼 everyone PROJECT Challenge 2026

2日連続ベストスコアでツアー記録も視野に 木村太一が2位に7打差で完全Vに王手

年間レースのトップを走る木村太一が、年間2勝目に向けて完全優勝に王手をかけた。

 

午後から風が吹いてスコアメイクに苦しむ選手が多い中、単独首位から出た木村は8つのバーディ(ボギーなし)を奪って「64」をマーク。通算15アンダーまで伸ばして、2位に7打差で最終日を迎える。

 


前日はここ最近の“悪い感触”を払拭する「65」で回り、この日もスコアカードだけ見れば横綱相撲に感じるが、「きのうよりスイングの感触、コンディションはよくなかった」と手放しでは喜べない内容だったという。

 

前半は危なげないゴルフで7番までに4つ伸ばす。しかし8番パー3で1メートルほどのパットがカップに嫌われた。「もったいない」と感情が揺れ動いた。「取れるところは取っていくのが目標だったので、それが尾を引きましたね」

 

バーディが欲しい9番と11番のパー5は、ティショットは好位置に運んだがいずれもパーに終わる。取りこぼし感が強い数ホールに、流れが変わりそうな雰囲気が漂った。

 

一変させたのはパッティングだ。12番パー3は6メートルほどをねじ込んで5ホールぶりのバーディを奪うと14番、16番でもスコアを伸ばす。17番パー4では2打目のミスから5~6メートルのパーパットが残ったが、しぶとく沈めた。

 

最終18番、木村の脳裏に浮かんだのは各日に設定されたベストスコア賞(賞金10万円)。午前中にプレーした山脇健斗が「65」をマークしており、7アンダーで並んでいた。

 

左ラフからの2打目はピンを10メートルほどオーバー。2パットでパーなら均等割、1パットでバーディなら独り占め。「出だしスライスして最後フック、全体ではフックライン」という複雑なライン。打った瞬間、「出だしのスライス傾斜が強くて、右に抜けるかと思った」ボールは、吸い込まれるようにカップに消え、2日連続でベストスコア賞を決めた。

 

「スイングもパッティングもバランスとしてはきのうの方がよかったんですけど…。最後2つ長いのが入ってスコアはきょうのほうがいい。途中苦しい時間はあったけどなんとか戻ってこられてよかった」

 

感覚とスコアのギャップに首をかしげるが、それもゴルフである。今オフから始めた練習量の多さで底力を上げたことに加えて、風が強いなかミスしてもショートサイドに外さないマネジメント、1打1打、おろそかにしない丁寧なルーティン、そして運も引き寄せた。スイングの感覚は高い次元での改善点はあるが、「全体的に見ればいいですよね」と笑顔を見せる。


 

大量リードで迎える最終日。「あしたは普通に自分のゴルフを、今までのマネジメントは変える必要はないので。何が起こるか分からないので最後まで気を緩めずに」。この2日間と同じようにスコアを伸ばすつもりだ。

 

ちなみ、ACNツアーでの優勝者と2位の最多スコア差は、2012年の「ISPS・CHARITYチャレンジトーナメント」で浅地洋佑が記録した8打差。木村は新しい歴史を作る勝者になるかもしれない。

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