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ニュータス カップ in 利根パークゴルフ場 2026
杉原大河が復活ののろし。ほんとうのリベンジはこれからだ
アマプロ通算3勝(ACNツアー)の貫禄が漂った。
新人の小田祥平(おだ・しょうへい)と並んで入った最後18番。
グリーン右からの第3打で杉原大河(すぎはら・たいが)は「パターか、アプローチか」。
最初から「入れて勝つ」つもりで選択したのは「確率の高いほう」。
58度のウェッジを躊躇なく振るった。
「迷いも緊張もなかった」と、ささっと打つなりチップインバーディ締め。
劇的Vにガッツポーズを作ると、仲間の祝福で大量に水浴び。
「やばっ、着替え持ってきてない」。
喜びの中にも冷静な第一声を、生中継のマイクが拾った。
ACNツアー史上初となる河川敷コースで行われた今季の新規大会。
1差のトップタイで迎えた今朝、驚いた。
「うわっ、凄い仕上がってるやん」。
あまりのグリーンの速さに序盤は警戒。
パットでショートする場面が多く、決め手を欠くうち、次第に劣勢ムードに。
しかもこの日は風の影響とで、ティショットが右に行きがちで、9番では痛恨のOBボギーをたたいた。
ハーフターンで2打差がついた。
最終組で回るラクヒョンと小田が目の前で接戦を始めた。
「自分もバーディを重ねていかないと」と、すぐに反撃に転じて13番でピンそばバーディ。
再びトップに並ぶと、14番でまたバーディが来た。
「2人(ラクヒョンと小田)もめちゃくちゃよいゴルフをしていましたけど、ショットもパットも同じリズムでやりきろう。自分のプレーを貫こうと」。
勝負の終盤こそACNツアーでアマプロ2勝の経験を発揮。有言実行の3勝目を、初代覇者の称号で決めた。
2週前のACNツアー開幕戦「Novil Cup」も最終日に「65」をマークした。
逆転か、と期待して見上げたリーダーボードで、大内智文(おおうち・ともふみ)が9アンダーの大量リードを奪っており、結局4差の2位終戦。
「大内さんが素晴らしいゴルフをした」と称える一方で、「次はリベンジ」と誓っていた。
レギュラーツアーは、プロ転向3年目の23年に初賞金シードを獲得したが、昨季は首を痛めた影響もあり、賞金72位で陥落していた。
「単純に自分の実力不足」と断じて調整に打ち込み、ファイナルQT6位の資格でいちから出直しの今季。
「ACNツアーで2勝、3勝。レギュラーツアーも勝ちに行く。去年失ったものを取り返しに行きます」と杉原。
タイガの雪辱戦は、いま始まったばかりだ。













