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Novil Cup 2026

「ぜったいにやり返す」歴代覇者・杉原大河の誓い

地元出身の歴代覇者が、昨季の雪辱を胸に、大会2勝目の大チャンスを見据えた。
杉原大河(すぎはら・たいが)が6バーディ、2ボギーの4アンダー「64」をマーク。首位と2打差の6位タイまで浮上してきた。


生中継JGTOTVのインタビューを受ける杉原


この日2日目は強く風が吹いたが、雨の初日よりは気温が上昇。
「チャンスにつける回数はだいぶ増えた」と、自慢の飛距離を活かして、コースを攻略。

「勝手にかかってしまうので、計算して、戻り過ぎないように」。
パワーの分だけ過度なスピンを警戒して2打以降も上手にコントロール。

「12番ではうまく打てた」と2メートル半につけたバーディ獲りには納得の表情が浮かんだ。

アマ期から活躍し、徳島市内の生光学園高校から、松山英樹らを輩出した強豪、宮城の東北福祉大に進むと、19年の「石川遼 everyone PROJECT Challenge Golf Tournament」ではチャレンジ史上3人目(当時、現在は10人)のアマVを達成。

さらに20年の「日本オープン」では5位につけ、大会史上初めてアマ出場を認めた21年の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」では3位に。

「三井住友VISA太平洋マスターズ」での8位を機にプロ宣言し、翌週の「ダンロップフェニックス」で即デビューを飾った。

そして23年に、プロ初優勝を達成したのが、地元開催のこの「Novil Cup」で、“チャレンジ開幕戦V”で波に乗りその年、初シード入り。
「唯一、地元開催の試合で勝てましたし思い入れのある大会」。

3年ぶりの大会2勝目にはおのずと気持ちがたかぶる。
「勝ちたい」。

原動力は、シード2年目の昨季、味わった自身への不甲斐なさ。
「去年1年は、思い出したくもない」。
でも、特にシーズン終盤の6戦連続予選敗退は、思い出さずにいられない。

中盤に首を痛めたこともあるが、賞金ランク72位でのシード陥落は、「単純に自分の実力不足自分の情けなさが招いたこと」と言い訳しない。
ファイナルQTランク6位からの復活をにらむ今季は、「絶対にやり返す」と誓っていま、自身の“プロ原点”に再び立っている。

今オフは、クラブ契約をフリーに変え、メンタルトレーニングにも着手。
「マイナスなことを言わない。シード落ちをしたことも、去年QTに行ったことも、プラスに変える」。
強い決意が言葉の端ににじみ出た。

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