記事

東建ホームメイトカップ 2026

“年間王者”が謙虚に上昇。若原亮太が4打差チャンス

レギュラーツアーに先行し、ポイントランキング制度を導入した昨季のACNツアーで、初の年間王者に輝いた。
今季、初シードで戦う若原亮太(わかはら・りょうた)が、国内開幕戦で絶好の位置にいる。




2日目が大雨で中止となり、3日間の短期決戦。大混戦の最終日を4打差の7位タイで迎える。
「きょうは組み合わせにも恵まれました」。

予選2日間でプレーをした浅地洋佑(あさぢ・ようすけ)も、稲森佑貴(いなもり・ゆうき)も「本当に優しくて…」。

プレー後には、年間通じてレギュラーツアーで戦うコツまで教えてくれた。

強い風が吹いた難条件も、2人に引っ張られて上昇。
向かい風の10番で、フェアウェイからの2打目でミス。「ダフって、手前に外して寄らず入らず。きょうはどうなるんやろう?」。
岐阜県の各務原出身だが、大学は大阪学院に進み、関西弁も達者。

痛恨のボギー発進も、次の難しい11番で「フェアウェイバンカーから1ピンにつけてバウンスバッグができたので。あれはめちゃくちゃよかったです」。

ショットで球が高く上がるタイプと自覚する。

だから「風のゴルフは苦手」とするが、一昨年はQTサードで敗退。
「これでダメならゴルフを離れて好きなゲームの仕事をやろうかな?」。
転職もよぎった年の戴冠だった。
ここに来るまで苦労をした分だけ、「僕はミスに対する耐性が人より強い」と笑い、「風が強くて巻いていたのでみなさん結果がよくならず、フラストレーションのたまるラウンドだったと思いますけど、僕は曲がったかーとか、乗らなかったかー、とか。切り替えが早い分、アドバンテージを獲れたかな?」。

体力と、スタミナ強化を目指して取り組んだ今オフの筋トレの成果もあり、初出場から連続出場した2024年の時より、選択クラブもひと番手あがるなど、余力を持ってマネジメントできているのも大きい。

初代の“年間王者”の矜持は皆無。
ACNツアー経由でフル出場権を獲得できたわけだが「賞金シードで戦えているわけではない。なんなら、参加させてもらっています、という気持ちです」と、謙虚なキング。

昨季は2試合連続Vなど、ACNツアーで学んだのは、「緊張した時こそいかに楽しむか」。
この日はプレー後に、JGTOのSNS企画で、国内自動車メーカー「SUBARU」の最新安全技術「アイサイト」を体験試乗。同社の代表ブランド「インプレッサ」のミニカーをもらって喜ぶなど、国内開幕戦をギャラリー目線で満喫していた。

「あすも前半終わって、チャンスにいたら初めて意識するのかな、くらいで優勝は二の次。去年の経験を活かして楽しんでやって、それで1勝できたら嬉しいな」と、ほんわか語る。
アピールポイントは、「澄ました顔していろいろ考えているところ。あんまり感情が出ないけど、実は勝負強いと思っていただけたら」。
ジワリとにじみ出るようなV争いを目指している。

関連記事