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比嘉一貴の冠大会に堀川と生源寺が参加、ジュニアも大発奮
再び“王者”として凱旋した。
比嘉一貴(ひが・かずき)が、地元沖縄で立ち上げた自身の冠大会「比嘉一貴 invitational ジュニアゴルフカップ」は、今年4回目。
3月24日に、かねひで喜瀬カントリークラブで“年間王者”の秘伝を地元ジュニアに披露した。

中には毎年参加してくれている子もいて、その成長ぶりに目を細める反面、「ツアーに出てくるジュニアの子たちを比べると、もう少し飛距離も技術も必要だな、と思う面もあり…。この大会が、ひとつのきっかけになってくれたら」。
主催者として、今年もいっそう気合が入った。
「いま学生のうちにできることというのはプロになってからも活きると思いますし、メンタルを鍛えるという面でもい色々挑戦してほしい」と、ジュニアとのアプローチ対決など、本戦前のレッスンイベントでも思いをこめて手本を見せた。
第1回の開催は、比嘉が初のJGTO賞金王に就いた翌年の2023年3月だった。
その後、マスターズの初挑戦をかわきりに、世界各国で研鑽を積んできた。
分厚い壁にぶち当たり、打ちのめされそうになった時期もあったが、昨季みごとに大復活した。
8月の「ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント」で3年ぶりの日本ツアー通算7勝目を挙げると、9月の「Shinhan Donghae Open」で22年以来となる大会2勝目を飾り、さらには翌週のアジアンツアー「ヤンダーTPC」では2週連続優勝を達成。
アジアンツアーで年間王者に就き、史上初となる“日・亜キング”の称号を持ち帰った。
比嘉がゴルフを始めた10歳ころは、地元沖縄の宮里藍さんが、日本中に旋風を巻き起こしていた時で、比嘉もその背中を追いかけてきた一人だ。
「自分もジュニアの技術の研鑽、メンタルの向上を積める場を一つでも多く作りたい」と、本ジュニア大会を起ち上げた。
趣旨に賛同してくれた本部高校時代の同級生プロ、照屋佑唯智(てるや・ゆういち)が、第1回から毎年、助っ人講師として駆け付けてくれるが、今年はさらに堀川 未来夢(ほりかわ・みくむ)と、生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)も参加。
堀川の動画チャンネルは、すでに登録者数43万人超える。
豪華ゲストの登場に、「YouTube見ています!」などと、ジュニアたちから歓喜の声が上がった。
昨年の賞金レースをけん引した生源寺の存在も、比嘉には非常に心強く、「第一線で活躍している選手を間近で見て勉強してほしい」と、ジュニアたちにこの上ない学びの場を提供できた。
照屋も、昨年のACNツアーでポイントランキング10位に入って今季レギュラーツアーの出場権を取り戻しており、トッププロが4人も見守る前で、ジュニアたちも例年以上に奮闘した。
男子の部でなんと連覇を達成し、本大会のV資格でACNツアーの「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘(6月17ー19日、筑紫ヶ丘ゴルフクラブ )」の出場権を獲得した山本龍之介(やまもと・りゅうのすけ)さん。
「普段近くで見られない選手を近くで見られてよかった。テクニックが違う」などと、トッププロの技に感嘆。
「みんなが憧れる選手になりたいです」と、思いを新たにした。
初出場にして、女子の部で初優勝を飾った金城桃音(きんじょう・もね)さんも、「きょう質問タイムの時に、ヤーデージブックの書き方を教えてもらったので、次からやってみたい」と、今後に活かす気満々だった。

堀川も生源寺も今後、自身のジュニアイベント開催を計画しているそうで、生き生きと学ぶ子たちの姿に感心しきり。
「自分もこんな時期があったな…」と、堀川。
「自分の時代もこういうイベントがあったらよかったのに」と、羨望した。
「ジュニアのイベントに参加するのはほぼ初めて」という生源寺も、「みんなキラキラ目を輝かせてゴルフをしていたし、まっすぐに向き合っている姿勢を見れたので良かった」と、感激していた。
「みんな普段よりも緊張感があって、プロの前でいいプレーを見せたいという風に見えた」とは、主催者の比嘉。
「僕をはじめ、各選手それぞれ考えが違うと思いますし、どういうときにどういうプレーをするか。メンタル面も違うと思うので、第一線で戦っているプロのプレーを見て、自分に何が足りないか。いい経験になったのではないかな、と思います」と、堀川らに大感謝していた。













