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日本オープンゴルフ選手権 2025

2日目の首位獲り。金子駆大は日本タイトルに強い

金子駆大(かねこ・こうた)は日本タイトルに強い。2日目の首位獲りで、改めて印象づけた。


第2ラウンドを午後から出て、2番でボギーを先行させたが、次の3番で5メートルのパーセーブを決めると、

4番の第3打は、ピン30センチにピッタリ。


日光は一見フラットに見えて、男体山からゆるゆると続く勾配が難解と言われるが、

「距離感もいいですし、ショットも、パットもいい感じです」と余裕すらみせ、天候が回復した2日目に6バーディ、2ボギーの「66」。

原敏之(はら・さとし)と共に、ベストスコアをマークし、悲願のタイトル獲りに前進した。


ここのところ“PGAツアー選手”づいている。




賞金5位の資格で出た先週の日米「ベイカレントクラシック」は練習ラウンドでコリン・モリカワと回り、

成績順の3日目にプレーしたアダム・スコットとは、今週の予選ラウンドでも再び同組に。

「飛距離もすごく出ますし、精度もあるし、パットも上手い」。
世界トップの技にはもちろん感嘆するが、それ以上の感慨はない。
「あんまり普段から、誰と回りたいとか僕にはないので…」。
コースに出たら、我が道を行く。


「タフなセッティングが好きなので」と、言うとおりに、本大会は初出場の2023年に3位の成績をおさめて初シードの手がかりとすると、昨年の2024年は6位で、2年連続トップ10入り。

「ボギーを打たないように。しっかりとパーオンさせるのを優先させるので、ピンに打つよりはセンター、センターに」。


鉄壁のマネジメントを貫くことで、今年は5月の「日本プロ」と、6月の「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」でも共に3位に。

難条件が定石とされる“日本タイトル”で、近ごろ特に力を見せており、今週も大チャンスだ。


目下賞金5位で、勝者にマスターズの切符がつく本大会のV賞金は4200万。
勝てば年間獲得賞金1億円越えで、賞金1位にも抜け出せる。



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