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バンテリン東海クラシック 2025
23歳の下家秀琉が三好でプロ2季目のツアー初Vを達成
23歳の下家秀琉(しもけ・すぐる)が最終日に「64」。プロ2季目のツアー初優勝を、大会最多に並ぶ通算17アンダーで飾った。
今平周吾(いまひら・しゅうご)と並ぶ1差の首位から出て、2番のパー5で右手前のラフからOKバーディ。早々に単独トップに立つと、4番から3連続バーディ。
混戦から抜け出し、2打差をつけて後半に入ると、安森一貴(やすもり・かずき)と一騎打ちを始めた。
10番から3連続バーディで1差に詰められたが、下家も12番からの連続バーディで逃げ、15番のパー5では、グリーンの右から決めたチップインイーグルが決定打に。
いつも寡黙な選手から、ガッツポーズも飛び出した。
17番では右手前から寄せたパーパットを逃して1差に縮まったが最後、池がらみの18番で、危なげなく2オン2パット。
1イーグル、7バーディ、2ボギーの「64」で攻略し、大会最多に並ぶ通算17アンダーで逃げ切った。
大阪府枚方市の出身で、4つ上の長兄・秀翔、と、2つ上の次兄・秀平の影響でゴルフを始めた。大阪学院高校⇒大学で腕を上げ、大学3年時には「関西学生」制覇。
同年のQTでサードを突破してプロ宣言。そのままファイナルまで勝ち上がり、プロデビュー。
初年度の24年に、チャレンジトーナメント(ACNツアー)の「PGM Challenge」で最終日に同ツアータイ記録の「59」をマークし、同ツアー新記録の通算24アンダーでのプロ初Vで、度肝を抜かせた。
同時に同年のレギュラーツアーでは、秋の4戦連続予選通過で、初の賞金シード(62位)入りも果たした。
期待の逸材が、難しい三好で才能を全開させた。














