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石川遼 everyone PROJECT Challenge 2025

プロでのベストストローク「62」をマークした福住修が単独首位に浮上

あっという間にリーダーボードを福住修の名前が駆け上がる。3アンダーの8位タイで初日を終えたものの、2日目をスタートする頃にはリーダーボードに名前がなかった福住。ところが、前半のハーフを6アンダーで回ると、ボードの上位に。さらに後半に入ってスコアを3つ伸ばすと、一番上に名前が掲げられた。10バーディ、1ボギーの62は『住地ゴルフチャレンジトーナメント』初日での63を上回るプロとしてのベストストロークでもある。


「今日は距離が短いホールでドライバーショットが真っ直ぐ行ったり、ラフに入ってもセカンドショットがピンに絡んだこと、さらにパッティングを決めたことが好スコアの要因です」。
スタートホールとなった10番からいきなり3連続バーディを奪い、13番でボギー、14番から再び3連続バーディを奪った福住。「そんなに悪いボギーではなかったんですけど、下りのパーパットを打つ際にストロークが緩んでしまったので、そこを反省したのがよかったと思います」。同じミスを繰り返さないことで、バーディを積み重ねることができた。



最終日を通算12アンダーの単独首位で迎えるが、穏やかな天候やグリーンが止まるコースコンディションなどを考えると、スコアの伸ばし合いになることが予想される。そんな展開を福住はむしろ歓迎したいという。

「伸ばし合いは結構得意です。自分の強みはドライバーショットですが、きちんとフェアウェイだったり、グリーンの近くにまで持っていければ、バーディを取りやすいゴルフになるんじゃないかと思います」。平均飛距離が300ヤードを超える飛ばし屋だけに、その利点をしっかりと活かすつもりだ。


今季は『住地ゴルフチャレンジトーナメント』での2位が最高位の福住。このときは1打差で涙をのんだが、その悔しさを忘れてはいない。

「1打のミスも許されないような緊張感の中、楽しくプレーできればと思います」と、今度こそプロ初優勝を目指す。

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