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Shinhan Donghae Open 2025

JGTO選手は23人が決勝へ。永野、吉田とイサンヒが最上位の2位

韓国とアジアと日本の3ツアー共催「Shinhan Donghae Open」の予選2ラウンドが終了し、通算1アンダー・55位タイまでの73人が、13日からの決勝2ラウンドに進出した。
予選カットはアジアンツアーのレギュレーション「65位タイまで」に準じる。

全出場138人中、JGTO選手は23人が予選通過を果たした。

単独トップは通算9アンダーでビョルン・ヘルグレン。スウェーデンの34歳だ。

JGTO選手の永野竜太郎(ながの・りゅうたろう)吉田泰基(よしだ・たいき)と、李尚熹(イ・サンヒ)の3人が、韓国の玉太勲(オク・テフン)と共に、首位と1差の通算8アンダーで、2位に並んだ。

22年JGTO賞金王の比嘉一貴(ひが・かずき)が、主催のシンハンフィナンシャルグループの所属でJGTO選手として活躍する宋永漢(ソン・ヨンハン)と共に、通算7アンダーの6位に。




最後18番のバーディパットは、「外れた、と思ったんですど最後フックで戻ってきて。ど真ん中から入った」と、笑う比嘉
でも、「まだ2日目が終わっただけ。全然わからない」。22年の大会覇者は冷静だ。

そのほか通算6アンダーで、46歳の谷原秀人(たにはら・ひでと)が8位タイで決勝へ。

現在、賞金1位の生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)は、通算1アンダーの55位タイで辛くも予選通過を果たした。

石川遼は1ボギーの「73」と伸ばせず、通算1オーバーの83位タイで敗戦。



「きのう95点のショットがきょうはうまくいかなかった。残り5点をきのう練習したんですが、うまく機能しなかった。最後やっと4ホールで治せたんですけど、早い段階で修正できなかったのは悔しい」。
韓国で、今季3度目の予選敗退を喫して落胆した。

◆Shinhan Donghae Openについて
大会としては今年41回目。2019年から韓国とアジアと日本の3ツアー共催としてスタートしてから5回目。
各ツアーから上位約40人ずつが集まり、しのぎを削る。
コロナ禍で韓国ツアーの単独開催となった20、21年大会を除いて、過去4回のうち、唯一日本開催(奈良県・KOMACC)となった22年は、比嘉一貴(ひが・かずき)が優勝。その年、賞金王の大きな契機とした。
韓国のクラブ72カントリークラブで行われた昨年大会は、平田憲聖(ひらた・けんせい)が、前週の「フジサンケイクラシック」に続く2週連続優勝を達成。帰国後に「パナソニックオープン」でも勝ち、9月の月間3勝で盛り上げた。
今年は、韓国仁川のジャック・ニクラウスゴルフクラブコリアが舞台。周囲に高層ビルを眺めるリンクスコースは、2015年のプレジデンツカップや、欧州・DPワールドツアーの開催コースにも選定されている。