記事

ロピアフジサンケイクラシック 2025

石塚祥利、今週もQT323番目からの挑戦

先週行われた「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」の最終日の朝。
石塚プロのスタート時間は何時ですか?」と、スタッフに尋ねて歩くギャラリーに多く出くわした。




駆け付けたギャラリーは、10270人。同大会としては、19年ぶりに1万人を越えた。
大注目を集める中、地元福岡県出身で、会場の芥屋ゴルフ倶楽部所属の石塚祥利(いしづか・しょうり)は首位に並んで最終組からのスタート。


「日に日に応援の声も増えて、歩くたびに声をかけていただいて、本当に嬉しかった」と感謝し、「まずは優勝、という意識よりも、今の状況を楽しむこと」と誓って出たが、「緊張で、思ったよりは楽しめていなかった。最終組の雰囲気、優勝争いをしている流れもあったので…」。

思うように伸ばせず、1オーバーの「73」は、やはり最終組で回った3日目に続く2日連続の70台。
V争いの難しさが身に染みた。


それでも、通算13アンダーの9位タイは、プロ5年のキャリアで自己ベストだ。
「普段から、この芥屋で練習をさせていただいて、多くの方から応援も頂いて。この大会も推薦を頂き、恩返しがしたいと思っていました」と、今季のレギュラー初出場で、精いっぱい声援に応えた。


直近トップ10の資格で、今週の「ロピア フジサンケイクラシック」の権利も手にした。
「次もトップ10を目指して、それをつなげて、あわよくばシードが取れるように頑張ります」。

今季のQT資格は323番目。
大どんでん返しへの挑戦は終わらない。


関連記事