「芥屋ゴルフ倶楽部は好きなコースなんです」と笑顔の竹山昂成。

それもそのはずで、この日は７バーディのノーボギー。降雨によるコースコンディション不良のため途中中断があったものの、そんな影響は微塵も感じさせないゴルフを展開した。

竹山は昨年末に脳梗塞と椎骨動脈乖離を併発。今こうやってゴルフができていること自体が奇跡だ。だからこそゴルフをやれていることに感謝しながら、ゴルフを純粋に楽しむことができていると話す。

「そういう気持ちでゴルフができているので、以前とは違って予選通過とかを気にしながらのゴルフはしなくなりました。上ばかりを見てゴルフができているので、それが結果として出ているのかなと」。

「明日も楽しく」とそれだけを口にする竹山。優勝することはもちろん求めているが、今はそれ以上の幸せをゴルフがやれていることで噛み締めている。

最終日も天候が心配されるところだが「雨はむしろ無理な攻めをしないようになるので好き」だとポジティブに捉えている。明日の最終日にプレッシャーなく回れるのはもしかしたら竹山だけかもしれない。

• 竹山 昂成