11アンダーの首位タイでスタートした竹山昂成は前半を３バーディ、１ボギーで折り返す。それほど悪いわけではなかったが、伸ばし合いの優勝争いの中でチャンスを活かしきれなかった。

「今日は17アンダーまで行けば優勝かプレーオフという感覚を持っていたので、そこを目標にプレーしていました。前半も後半もチャンスはいっぱいあったんですけど、チャンスからの３パットがあったり、そういうところが今回は優勝できなかった要因かと思います」。

大病を患ってからゴルフそのものへの価値観が変化した。プロとして大好きなゴルフができていることに喜びを感じられている。だからこそ、口にはしないものの「優勝」という結果でいろんな人に恩返しをしたかったはずだ。

今週、JGTOTVの中継でスタジオゲストとして盛り上げてくれたのが竹山も公私共に仲のいい中西直人だった。

「直人さんが見ている前で勝ちたかったですけど。そういう気持ちで頑張れたというものあります」。

竹山は７月にもう一度手術を予定しているとのことだが、それは順調に回復しているかどうかの確認のためのものらしい。また、２週間ほどツアーから離れることになるが、今の竹山にとっては１日でも早く戻りたいという思いが、ゴルフにも身体にもいい影響を及ぼしているのかもしれない。

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