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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2025

田中章太郎が盤石のゴルフで首位堅守!「最強の武器を手に入れた」

昨日にも増して安定感抜群のゴルフを展開した田中章太郎が7アンダー65をマーク。通算13アンダーまで伸ばし2位以下に3打差をつけた。この日は7バーディ、ノーボギーというまさに完璧な内容。

「今日もティショットが安定していたのでピンチというピンチもなく、割とスムーズにプレーすることができましたね」。

 

この日もティショットは最近投入し始めたばかりのスティンガー気味の抑えた球筋を多用。スイング的に大きく変えたわけではなく、極端にティアップを低くして、極端にグリップを短く持って、あとはイメージだけだと田中。ただ、田中自身も驚いているのは方向性が良くなったことは理解できるが、飛距離はむしろ伸びていることだ。方向性が良くなって、飛距離も出るならもはやティショットとしては最強の武器と言える。

「今はうまくできているだけでダメになるかもしれないですけど、凄い大きな武器を手に入れちゃったなという感じなんです」。

 

最終ホールのスコアボードを見て初めてトップに立っていることを理解した。

黙々と、そして淡々とプレーする中で自分との戦いに集中することができている。それが安定感につながっている最大の理由だが、以前の田中は優勝争いをしていても、予選カットライン上でプレーしていても、他のプレーヤーのことを気にしてしまいがちだった。それが原因でプレーに集中できずにスコアを崩す経験をしてきたからこそ、今はとにかく自分のプレーとだけ向き合っている。

「明日の最終日も自分が置かれた状況の中で何ができるかをしっかり考えて、1打1打集中してやりたいと思います」。

明日は雨予報で、厳しいコンディションになることが予想されるが田中がやるべきことは決まっている。



 

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