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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2025

大混戦の幕開け!6アンダーの首位タイに4人が並ぶ展開

11回目となる『太平洋クラブチャレンジトーナメント2025』が開幕した。汗ばむほどの日差しが降り注ぐ中、完璧に仕上げられた太平洋クラブ・江南コースを舞台に初日から激戦が繰り広げられた。

 

初日、6アンダー66をマークして首位タイに並んだのは田中章太郎、田中元基、香川凛央、長田真矩の4人。

中でも田中元基はこの試合が今シーズンの開幕戦。しかも先週の金曜日に急遽出場が決まったという状況にも関わらず好スタートを切ったのは見事だ。

「今年は出場できる試合は限られているので、QTに向けてというシーズンになっていますが、試合にはいつでも出られる状態にはしていたつもりです」。

とは言え、実際プレーしてみなければわからない不安もあったはず。そんな難しい状況の中で、田中にとってラッキーだったのは2022年、23年と2年連続で本大会に出場しており、かつ昨年は最終日に60台をマークし、良い記憶が残っていたことだ。

「江南コースは好きなコースです。右ドッグレッグが多くて、フェード向きと言われていますが、自分はどちらかというとフェード系なので打ちやすく感じます。今日はティショットが荒れていたんですが、ラフからでもセカンドショットの距離感をしっかり合わせることができたので、いいバーディが取れてこのスコアにつながりました。ティショットが原因で後半はスコアを落としてしまいましたが、最後はバーディが取れて良かったです」。

 

昨年はレギュラーツアーにも6試合ほど出場した田中だが、そこで感じたのはスピンコントロールなど、グリーンに止めるためのショットの繊細さだ。ファイナルQTに進めなかったことをポジティブに捉えて、今年はその課題にじっくり向き合うことができている。

だからこそ「いつでも試合で戦える自信はあった」と言い切れるのだろう。

相性が良いと言って良いだろう江南コースで、明日もその自信を武器にスコアを積み重ねるつもりだ。


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