スコア結果=US Open Final Qualifying
プロ3季目の杉浦は前後半「68」と「66」でプレーし、日本通算3勝のビンセントと並ぶ通算10アンダーで、トップ通過を果たした。
「ラウンドを重ねるごとに自分のゴルフがどんどんよくなって、嬉しさのほうが勝っていた。疲れを感じるというより、気持ちのほうが上っていった」と最後、36ホール目の18番はチップインの極めつけ。
「もうびっくりしすぎていました」と、満面の笑みが出た。
「今年の一つの大きな目標だった」という初メジャー切符。
「失うものは何もないので、自分の持っている力をしっかり出して、上位で戦えるように頑張ります」と、意気込みを語ると、その足で今週は第92回の「日本プロ」。
この勢いのまま、一昨年のアマVに続いてプロ初Vを刻んだ伝統の一戦で、史上9人目の連覇に挑む。
また、杉浦と並び出場権を得たビンセントは、大会初切符。
「これまで何度も挑戦してきて今回が初めての本戦なので、本当に興奮しています」と、大喜び。
「神様からのプレゼントみたいに感じています。みんな行きたい、と盛り上がってて、どうやら家族旅行になりそうです」と、さっそくうきうきしていた。
そして香妻は、通算9アンダーの3位で並んだ河本力(かわもと・りき)と、香港のタイチ・コー、タイのダウィット・ボリボーンズブの計4人で最後の3枠目をかけてプレーオフを争い、1ホール目のバーディでいち抜け。
今年はオフに腰をひどく痛めた影響で、主戦場のLIVゴルフも、2月の開幕から遅れること6戦目で合流。この日の計37ホールも「痛いながらもできるようなスイングを見つけたり」と、長丁場で苦心が実った。
大会は、米国予選を突破した22年以来2度目、メジャーは同年「全米プロ」と合わせて3枚目の切符に「目標はトップ10」とさっそく本戦目標を掲げた。
なお、プレーオフの結果により、欠場者が出た場合に優先的に繰り上げ出場ができる補欠の1番手に河本、タイチが同2番手につけた。