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中日クラウンズ 2025

「おじさんも頑張ってる。えらい」44歳の歴代覇者=岩田と宮里が共に1差2位

1打差の2位に迫ったのは、東北福祉大の同期で、共に歴代覇者の44歳。

岩田寛(いわた・ひろし)は首位と4打差の14位から出て5バーディー、1ボギーの「66」で上昇。
通算6アンダーで21年と23年に続く、大会3勝目に迫った。



上った時点では、首位の浅地と岡田と2打差。
「ないでしょ」と思ったそうだが、キャディの新岡さんに、念のためプレーオフに備えて「気持ちを切らさないで」と言われて待機。
出番はこなかったが、共に5勝の青木功と尾崎将司に次ぐ最多勝利に迫る大健闘だった。


    また宮里優作(みやざと・ゆうさく)は、年間4勝を飾り、史上初の選手会長賞金王に就いた2017年以来の大会2勝目を狙い、最後まで粘ったが15番パー5でボギー。


    「最後は風に翻弄されました。逆に吹くし、こんなに舞うとは。これが和合と言えば和合なんですけど。やられちゃった」と、悔しそうだった。

    昨年、開幕前に半月板を断裂した左ひざはまだサポーターが欠かせない。
    「だいぶ見えなくなってきました」と、昨年からコースでも目立つ黄色いボールを使用し、今年は人生初のメガネプレーも開始。
    年齢からくる様々と懸命に格闘しながら、和合で8年ぶりの大会2勝目を追ったが、一歩届かなかった。

    奥さまの実家にも近い名古屋に住んで13年目。駆け付けた家族に和合でのV2を献上できなかったが、長女の萊杏(らん)さんは「みんなすごく飛ぶけどパパも負けてない。“おじさん”も頑張ってる。えらい」。
    疲れも吹き飛ぶ。

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