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中日クラウンズ 2025
31歳の浅地が4年ぶり4勝目、大混戦を1差で逃げ切る
プロ15年目の浅地洋佑(あさぢ・ようすけ)が、4年ぶりの通算4勝目を和合で決めた。

3人タイの首位から出て、バンカー目玉の1番でボギーを先行させたが、2番でバウンスバック。
6番と10番はチップイン。ショットの乱れを得意のショートゲームでカバーし、大混戦をリードした。
岡田ともつれた終盤の15番で、窮地を迎えた。右ラフからの2打目を左に引っ掛け、暫定球を打った。
運よくボールは残っていたが、左の傾斜地に阻まれ3打目は右バンカーに入った。
終盤の大ピンチを救ったのもやはり、巧みな小技だった。
ボギーで脱落した岡田晃平(おかだ・こうへい)を横目に、寄せて難なくパーセーブ。
最後は1差で逃げ切り感泣した。
「いつか、絶対に勝ちたいと思っていた大会。それが今年というのはびっくり」と噛み締めた。
21年に大会5位の成績を残してから4年。
その間、深刻なスランプも経験し、「和合で勝つのはこんなに難しいのか、と。過去65回のチャンピオンの方々に敬意を表します」と歴代覇者を仰ぎ見、「この中に、自分の名を刻めたというのは嬉しいことです。名前に恥じぬよう、頑張っていきます」と、V後の第一声を述べた。

通算6アンダーの2位に歴代覇者の岩田寛(いわた・ひろし)と宮里優作(みやざと・ゆうさく)のベテラン2人。
岡田は、2打差の4位に後退した。
日本勢としては史上初の初Vからの2週連続優勝を狙った小西たかのりは、3日目にアルバトロスを達成するなど、2週連続の最終日最終組で回って岡田と共に4位と健闘した。














