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日本プロゴルフ選手権大会 2006

高山忠洋「欲張りなんです」

今週の日本プロから全英オープンの日本予選が始まっている。ミズノオープンまで6試合の獲得賞金を合わせた“日本予選ランキング”の上位2人に、今年ロイヤル・リバプールGCで行われる全英オープンの出場権が与えられる。

高山はこればかりか、全米オープンの出場権も狙っている。
今月29日、東京ゴルフ倶楽部で行われるセクショナルクォリファイ(最終予選)に挑戦する。
「僕は欲張りだから。どっちにも出たい」。
いろんな国のトーナメントに出場することが夢。
ゴルフスタイルと同じで、目の前にチャンスがあればなりふり構わず狙っていくたちだ。

今年1月のソニーオープンで、米ツアー初参戦。
しかし、あえなく予選落ちした。
「すっかりやられて帰ってきた。今度はぜひ、やっつけたくて」。
帰国するなり、ハードなトレーニングに取り組んだ。
「もっとスイングのキレを出したくて」。
体重も、一気に4キロ、絞り込んだ。
開幕してからも、1日約1時間のトレーニングを、欠かさず続けている。

昨年、アジア・ジャパン沖縄オープンでツアー2勝目をあげたときはふっくらとしていた頬も、今ではすっかり引き締まった。
「・・・実は、ちょっとテレビ写りのことも考えたんだよな」とからかったのは、専属キャディの東勝年さん。
ちょっと照れながら、「うん・・・実はそれもある」と、高山。

和歌山県出身だが、いまの住まいは大会の地元・岐阜県。
研修生時代から、美濃加茂市の法仙坊ゴルフ倶楽部に所属する。
先週、同倶楽部のヘッドプロで師匠の石井裕士プロから電話をもらった。
2週前の中日クラウンズのテレビを見ていて、気づいたことをアドバイスしてくれた。

これまで3試合で、そこそこ上位に行きながら最後に自滅していたが、「師匠のおかげで、今週はやっと自分らしいゴルフができそうです」。
今季2勝目の手ごたえが出てきた。
「応援もたくさん来てくれてますし、ぜひ期待に応えたい」。
優勝争いで、スリムになった姿を存分にアピールする。

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