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横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~ 2023

大風の「66」で上昇。佐藤大平とハマの思い出

大風の土曜日を、アウトコースの第1組で出て、上がった時点で首位とは4打差。
プロ9年目の佐藤大平(さとう・たいへい)が、難条件を5アンダーの「66」で上昇。

初Vも十分睨める位置まで持ってきた。



ラウンド中は、「上位を見る余裕もない」と、ハマ風と格闘。
「でもこの中で、良いスコアで上がれたら上位にいける」と希望を捨てず、「苦手」な上がり3ホールも「激パーで耐えました」と、通算7アンダーで粘って終われた。


毎年、宮崎でのオフ合宿が恒例だった大学後輩の比嘉一貴(ひが・かずき)が昨季、賞金王に就いた。

「だいぶ置いて行かれた」と、開くばかりの差を感じながらも今季は、5月の「ゴルフパートナーPRO-AM」や、6月の日韓「ハナ銀行 インビテーショナル」で共に初優勝に2差と迫るなど、もう一歩で手に届くところまで来られているのは確かだ。


30歳。
「歳も歳なので」と苦笑し、「以前は、トレーニングをするといっても、ホテルにジムがついているときくらいでしたが、今はどこに行っても朝夕必ず」と、今週も町中のいつでもフィットネスで鍛錬と準備は怠らない。


5年前の「日本オープン」は出ていないため、会場の横浜カントリークラブは初体験だ。

「すごく海外っぽい雰囲気もあって、風も吹くし凄くやり甲斐がありますね」と、いつも気に懸けてくれる大学先輩、松山英樹が10年連続のプレーオフ進出を懸けて戦う主戦場を想像しながら、自然と気が引き締まる。


宿近くの人気観光地「赤レンガ倉庫」は、奥さまと結婚前にデートした思い出の場所。
「いや多分・・・、行ったと思うんですけれど。違ってたら怒られそう」と、笑った。

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