記事

ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 2023

昨年とりあえずで優勝。桂川有人「気持ちは凄い入ってます」どっちが勝つかでもう1勝

プロ3季目の桂川有人(かつらがわ・ゆうと)が成長して戻った。


右から3番目。錚々たるアンバサダーに紛れて


大会主催の国際スポーツ振興協会(ISPS)の所属プロになって2年目。
開幕前日に、南アフリカのアーニー・エルスも交えた、ISPSアンバサダープロのフォトセッションに参加。

大会は、今年ようやく欧州と日本の初共催が実現し、「ホストプロとして、調整してきました。気持ちは凄い入っている」と、静かに高ぶる。


賞金ランク5位と飛躍の昨季は、米二部コーンフェリーツアーの予選会にも挑戦。
限定的な出場資格を得て今年は5試合を転戦したが、予選通過はまだ1試合。

昨年末からパットに決め手を欠いたまま、パナマ、チリ、コロンビア・・・と、今まで経験したことのないコースを回り「他の選手と違って攻め方が分かっていない。自信を持って、行っているんですけど、慣れていない」と、適応に時間を要している。


「向こうの選手はグリーンに向かうにつれて強い。ミスもたくさんするけれど、耐える。そんなに曲げたのにパーを獲るんだ、とか。そこから上手くバーディにつなげて、良い方向に持って行く。そういうところで差を感じている」と忸怩たる言葉が並ぶがくじけていない。


「挑戦することに意味を感じているので、結果は気にせず、予選落ちは悔しいけど、何か意味があるのかな、とプラスに捉えています」と、前向きに取り組む。


連戦の合間に、2週前のマスターズを“視察”。
ウッズや、松山英樹らをロープの外から観戦し「テレビで見るより傾斜が強かったり、テレビで見れない難しさを感じられて。そういうところで難しさを感じさせない。簡単そうに見せているのが凄い」と、目に焼き付けてきた。


世界を渡り歩いていったん戻った今季の国内初戦は、欧州との初共催。
「自分の中では大事な試合のひとつ」。

コロナ禍により、「とりあえず日本トーナメント」として開催した昨年大会で、ホストVをツアー初優勝で飾って、半田晴久ISPS会長を喜ばせた。

「今年も勝ちなさい、と言われました」と、今度は「どっちが勝つか」で、2年連続恩返しの優勝に賭けている。


関連記事