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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2022

活力はステーキと県産の栗ごはん。星野陸也が地元で今季初V王手

16番から連続バーディで、3日目の大混戦を抜け出て迎えた最後の18番は、左上から7メートルのバーディトライが約1メートル半ほどショートした。
きわどいパットが残ったが、地元ファンの前でしっかりとパーを守った。

1差の単独首位で締めくくった星野陸也(ほしの・りくや)は「3パットのピンチを決められて良かった」と、安堵した。




この日、奪った8個のバーディの中でも、特に「大きかった」と評価するのは、第1打を右隣の13番のティーイングエリアの近くまで曲げてしまった12番のパー4(352ヤード)だ。


背の高い草が生えたライは土がむき出しだったが60ヤードの2打目は「低めのスピンをかけて、完璧に打てた」と、8メートルに乗っけた。

この長いバーディトライを読み切り、「ボギーになりそうなピンチから、バーディ獲った」と、ガッツポーズも出た。


朝から風も吹き、入れ替わりの激しい3日目のムービングデーに、最後のナイスセーブで首位を死守。

「緊張感の中でいいプレーをすることが格好いい」と、地元でのV争いにも気負うことなく満喫できている。


「やっぱり、美味しいものを食べたり家でゆっくりできるのがいいのかな」と、茨城県笠間市の実家から、車で30分の自宅通勤も満喫中だ。

車でわずか10分の地元も地元、6月の「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」も最終日を単独首位からスタートしたが、全米プロ→全米オープン米国予選から戻ったばかりの胃腸炎に苦しみながらのV争いだった。

「2週間ずっとおかゆで甘い物も食べれなかった」と、スタミナ切れの7位敗退で通算6勝目を逃したが、「今回はステーキとか、栗を食べます」。

有数の栗の産地は「小さいころから、家を出るといっぱい落ちてた。今週も栗ごはんをしてくれました」と、今回はバラエティに富んだお母さんの手料理が、何よりの活力である。


4月には、同じPGM石岡ゴルフクラブで行われた「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」で、日大後輩の桂川有人(かつらがわ・ゆうと)に初優勝を許して2位惜敗。

今度は2打差の3位で、大学後輩の岩崎亜久竜(いわさき・あぐり)が初優勝に挑むが、「後輩にも負けないように。地元の方々も応援に来てくれて、勇気をいただいている。明日はみなさんの前でぜひ勝ちたい」と、今季4度目の最終日最終組に気持ちが入った。

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