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Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2022

最終日最終組の鍋谷太一はプロ11年目「何年おんねんっ」息子とチワワが原動力

鍋谷太一(なべたに・たいち)は、前日3日目の最終ホールで、自身2度目の最終日最終組に入った。

18番のパー5で、左奥目のラフから打った3打目をチップイン。ボギー無しのゴルフをイーグルで締めて「66」で通算13アンダーとし、首位との差を2つに縮め、3位タイからスタートする。


今日も喜んでくれるかな



大阪府の出身。
「何年おんねんっ」と、軽妙な関西弁で自分にツッコミ。
26歳だが、関西学芸高校1年時の2021年7月に「関西ジュニア」で優勝し、勢いでツアー予選会のQTに挑戦。9月には16歳でプロ宣言したので、もうプロ11年目。


でも「最近ルーキーみたいな気持ちでいる」と、新鮮さを保っていられるのは、23歳の大西魁斗(おおにし・かいと)ら、いま勢いのある若手と行動を一にし、刺激をもらえているから。


昨季は初めて獲得賞金が1000万円を越して、自己最高位のランク75位につけたが、60位内のボーダーには届かなかった。

「まだシード権を獲ったことがない。早く、当確ラインに。でも、そう思っても結果はなかなか出るもんじゃない」。
挫けそうになることも。


「いま苦しんでいる気持ちから逃げたらダメ」と、2年前からゴルフ日記を日課にしている。

「1試合1試合、1打1打頑張るしかない」。
「とにかく堪え忍ぶ」。
「目の前に集中する」。

気持ちの整理は数行の日や、ノート1ページ分に及ぶことも。


「そうすることで、安心ではないですけど気が引き締まるというか、苦しんでもいい。この苦しみを乗り越えてトッププロたちは活躍している。自分も乗り越えるしかない」と、抑止力にしている。


家族は3年前に結婚した妻と、1歳半の長男と、愛犬チワワ。

「とてつもなくかわいい。家族のおかげで頑張れる」と、原動力だ。

「子どもも、犬も、僕の成績に関係なく家に帰るだけで喜んでくれるんです」。
無償の愛に結果で報いる。


※鍋谷のほかに、李も河本も、最終日最終組の3人は全員、初優勝がかかります。熱戦の模様は13時55分からテレビ朝日系列24局で全国放送されます。

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