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もう10年、まだ10年。震災からの本当の復興はこれから(5月9日)

宮城県女川町は青木功会長にとって思い出深い場所でもある。2011年の震災直後にこの地を訪れ、目にした光景は言葉にならなかったと振り返る。あれから11年の月日が経ち、今回のイベントの会場となった女川スタジアムをはじめ、多くの施設や住居が新設され、復興は確実に進み、人々は新たなスタートを切っているように見える。ただ、人口の減少などの課題もあり、本当の意味での復興はこれから時間をかけて進められるようだ。



女川町の街づくりの特徴の一つに防潮堤を設けていない点がある。防潮堤ではなく、土地を段々に造成することで、東日本大震災クラスの地震による津波がきても住居エリアには被害が出ないよう工夫されている。単に災害に対する対策をするのではなく、美しく魅力的な景観を残した街づくりを町全体で考え、行動している。町民の一人一人の想いの強さが、今の町の姿を見ると伝わってくる。

今回イベントに参加したキッズ達の中には震災のことを知らないキッズ達も多く、いかに後世に伝えていくかは復興の一つの課題となっている。



女川町の海岸沿いには震災の記憶という意味合いで、津波によって倒された女川交番が震災遺構として当時の姿そのままに残されている。その光景は震災を経験していない人々にとっても衝撃的で、時松隆光、阿久津未来也、桂川有人らも言葉なくただ見つめていた。交番を囲んでいる壁の壁面には震災前の町の様子から、復興の過程などが表記されたパネルが展示されている。

それを真剣に見る3人は、また必ずこの女川町に戻ってくることを強く心に誓っていた。



宮城県女川町に時松、阿久津、桂川が訪問

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<<2011年度>>
ツアーメンバー10名が震災被災地を激励訪問① (2011年7月7日)
ツアーメンバー10名が震災被災地を激励訪問② (2011年7月7日)
ツアーメンバー10名が震災被災地を激励訪問③ (2011年7月7日)
ツアーメンバー10名が震災被災地を激励訪問④ (2011年7月7日)


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