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青木功の会社訪問



JGTO会長の青木功は1018日、東京・渋谷に本社を置く「Sansan(サンサン)株式会社」を訪問した。

 

同社はクラウド名刺管理サービスを中心に、企業やビジネスパーソンの働き方を変え、DXを実現するサービスを提供する新進気鋭の会社。

79歳の青木には敷居が高そうだが、俳優の松重豊さんの「早くいってよ~」の名演技が光るテレビCMを通じて、以前から親近感を感じていたという。

 

「僕は堅ぐるしいのは苦手な方なので、こういうCMを作るということはフランクな会社かなと思ったんです。こういう会社がツアーについてくださること、ゴルフを盛り上げてくれることはとっても嬉しい」と、富岡圭取締役執行役員・共同創業者と、さっそく会話が弾んだ。

 

今年、2年ぶりの開催を果たした8月の「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント2021」で、同社が新たに特別協賛社をつとめてくださることになったのは、富岡氏が「第二の故郷」と呼ぶ大会の地元、福岡県に2018年に支店を開設されたのがきっかけだった。




 

「ゴルフを通じてビジネスパーソンの出会いを活性化できるのではないかと思っていましたので、今回はうれしい出会いでした」と、富岡氏。

 

新スポンサーとして手を挙げてくださった一番の要因は、大会が「ゴルフ×音楽」「ゴルフ×ご当地アイドル」「ゴルフ×アウトドア」…と毎年、画期的なアイディアに挑戦し、新たなファンを獲得していたこと。

 

「大会の長い歴史に加えて、新しいものを取り入れていこうという姿勢がある」と、かねてより注目されていたという。

 

2年ぶりの開催復活ではコロナ禍での一部イベントに制限こそあったが、S・ビンセント選手が石川遼選手との接戦を制する緊張感のある試合展開もあり、大盛況のうちに幕を閉じた。

 

中でも特に、期間中に大注目を集めた同社企画の”選手とファンのオンライン名刺交換会”は「僕じゃ思いつかなことでした」と、青木は改めて関心しきり。

 

富岡氏によると、テレビや会場で7000を超える名刺交換が行われたといい、「コロナ禍で、選手との交流があまり出来ない状況が続いていたので、大きな反響がありました。新しい体験を、ギャラリーの方や、テレビをご覧になっていた方が、楽しんでくれたのだろうと感じています」と、成果を喜ぶ。

 

青木は「今の人は新しいことがパッとでれば、パッと出来るよね。私なんかは、なかなか時間がかかっちゃうけど…」と、そこは苦笑い。

「選手は今も御社のサービスを使っているみたいですよ。私も対応力があった若い時代に戻りたい!」と、笑わせつつ、「御社のおかげで、大会にまた新しい魅力が加わりました」と、感謝した。

 

「ゴルフを通じた出会いは、コロナ禍になり、見直されている。3密を避けながら安全に楽しめるビジネスパーソンの交流の場として注目されていると思う」と、富岡氏。

「大会だけでも、色んな方との出会いがありました。ゴルフツアーへの協賛を通じて、ゴルフを通じた出会いを後押しできればと考えています。今年は、コロナ禍で残念ながら人数制限を行いましたが、そのような中でも、幅広い年齢層の方に来場いただけました。コロナが収束した後は、より多くの人に男子ツアーの醍醐味をお届けし、よりゴルフを身近に感じていただくきっかけになるのではないか」と、来年以降に期待を寄せる。

 

青木も「コロナが収束した時、ゴルフはソーシャルディスタンスがとれ、屋外で楽しめるスポーツとして、今以上に大きな存在感を放つと思う」と展望を語り、「男子ツアーではニューヒーローも誕生しているし、Sansanさんにも是非、これから長く支えて頂ければ。一緒に明るい未来、思い描いた未来に向かって、頑張っていきましょう」と、大会のさらなる発展と向上を約束し合った。

 

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