AbemaTVツアーの2020-21シーズンの最終戦『ディライトワークス JGTO ファイナル』が明日開幕する。今週は一気に季節が進み、秋を通り越したかのような気候になっているが体調面などのコントロールもスコアメイクの鍵になりそうだ。開幕を明日に控えたこの日も気温は15度前後で肌寒さを感じるほど。そんな中で各選手が入念にコースチェックを行なった。

今週の試合が終了した時点で来季のレギュラーツアーの出場資格者（第１回目のリランキングが行われるまで）が決定する。資格を得られるのは賞金ランキング20位が目安となっているが、そのボーダーライン上にいるのが岩崎亜久竜だ。
「一つでも上にという気持ちはありますが、自分の位置をあまり意識せずに、1打１打集中して、頑張りたいです」。
今シーズンは『太平洋クラブチャレンジトーナメント』でプレーオフで敗れ、惜しくも優勝を逃したのが痛かったが、ただ、それを含めてトップ10に３度入っている。後半戦は出場資格が無い中で苦しいゴルフを強いられたが、泣いても笑っても最終戦。自身が納得できるプレーをしてくれることに期待したい。

また、この日は同世代の桂川有人と練習ラウンドを行なった。桂川は『石川遼 everyone PROJECT Challenge』で初優勝を飾り、先週は『日本オープンゴルフ選手権競技』に出場するなど、プロとしての経験値を着実に高めている。もちろん最終戦では２勝目を狙う。そんな桂川に追いつくためにも岩﨑は意地の見せ所だ。

• 桂川 有人
• 石川 遼