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大岩龍一 地元・千葉開催の米ツアーに「不思議な気持ち」

現実ですよ!©JGTOimages
3日目は忘れられない日になった。プロ3年目の大岩龍一が、4バーディ2ボギーの「68」。

強い風の中でも、2アンダーでまとめて「初めての米ツアーで、初めて60台が出せた」と、23歳が大喜びだ。

今年開幕時には「ここに出られるなんて」と、思いもよらなかったが7試合でトップ10を続けて2021年度の獲得賞金で争う「ZOZOランキング」の9位に。
今週月曜日に繰り上げ出場が決定し、成田市内のオフィシャルホテルで晴れてバブル(隔離措置)の仲間入りを果たした。

地元千葉県の千葉市出身。
「千葉で米ツアーが行われるなんて…すごく不思議な気持ちです」。
夢見心地で、準備も万端。

「今週は、英語がペラペラの先輩にキャディを頼んだ」と、練習日から米ツアーの選手と回り倒す気満々でやってきたのに、同級生で仲良しの片岡尚之は「英語が喋れないから…」と、なんだかとっても及び腰。

「結局、ずっとナオと2人で練習しました」と大岩は、消化不良のまま本戦を迎えていた。

「だから本戦ではいろんな選手と回りたかった」と、予選カットのない初舞台を楽しみ尽くす。

日本ツアーでは、いつも頭ひとつ大きい身長182センチ。
「でも、今週回った選手はみな僕より大きな人ばかり。飛距離も飛ぶし、10ヤードほど置いて行かれるけど、僕は得意のパットで勝負」と、最初はおっかなびっくりだった米ツアー仕様のコースにも「だんだん慣れてきました」と、若い適応力を発揮している。

「今週、千葉出身の日本選手は僕だけ。応援も、たくさん来てくださっているので明日もアンダーパーを目指して頑張りたい」。
最終日のビッグスコアでチバを全力アピールだ。

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