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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2025

大岩龍一は自己最多の6連続バーディで暫定トップ「ゴルフってわかんない」

精悍になって戻った。
大岩龍一(おおいわ・りゅういち)は、3週ぶりの実戦。




前のJGTO主催「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」は、予選落ちを喫していた。
「そこからきょうまでで、3、4ラウンドしかしていない。正直、きょうもあまり自信はなかったので。アンダーで回れれば、くらいの感じでプレーしていて」。
気が付けば7アンダーで順延の大会初日を回り切り、暫定トップに立っていた。

前半の14番から、折り返しの1番まであれよと自己最多の6連続バーディを記録。
「けっこう、ストレスなく1、2メートルくらいのパットを入れ続けていて」。ただ、6連続目の1番では、右の林に打ち込み、「155ヤードの2打目は20ヤードくらいスライスをかけなければいけない状況」とボギーも覚悟をしていたのが、奥1メートルにくっつくピンそばバーディ。

「休んでいたわりには、ああいうショットもできるのかって。ゴルフってわかんない」と、苦笑いもこぼれた。

首都高速道路を走行中に、追突事故を起こされたのはシーズンの開幕直前。
背中に長く後遺症が残ったが、それでもいざ始まると、2戦目の新規大会「前澤杯 MAEZAWA CUP」では初日に首位に立つなどトップ10がこれまで3回。

成績は良いのだが、「身体が痛いからスイングもよくならない。納得いかない状況で、プレーをしなければいけないのが精神的にきつくなり、しばらくゴルフをやりたくなくなった」。
大事を取るという観点からも、休養と治療に専念したこの2週間だった。

久しぶりの実戦。
「ショットでミスも出ていたし、パッティングのストロークもやってない間に結構崩れていて。特にプラスの要素は見当たらない。強いて言えば、自分
にあんまり期待してなかったっていうところぐらいかな」。

思いがけない好発進で得た収穫は、背中の痛みが以前より改善していると実感できたことだ。
お休みしていた間に定着したひげも周囲には「似合っている」と好評だ。

「きょうはきょうで、明日もうちょっと伸ばせたらいいなという感じ。あまり期待せず頑張ります」。
つかの間のリフレッシュがプラスに働いている。

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