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ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 2021

風に吹かれて「124」。大槻智春が36ホールの最少記録を更新

©JGTOimages
2日目は、最大瞬間17メートルを超す大風が吹いたが、大槻智春の勢いが止まらない。
初日に「60」を出した西コースに続いて、2日目は「64」。
通算16アンダーまで伸ばして、2日間で「124」。36ホールのツアー最少記録を2打も更新してしまった。

「ショットは変わらずいい感じ」。
今週、「10年ぶりに使った」という37インチの中尺パターは「久々すぎて、握り方が分からない」と言いながらも勢いは、グリーン上でも途切れない。

早くも2位と4差をつけて、19年以来のツアー2勝目をにらむ。

4月の開幕からの連戦と、翌月曜日の24日に1日36ホールで決着する「全米オープン(6月17日ー20日、米トーリーパイン)」の最終予選を控えており事前の練習ラウンドは、あえて西コースの数ホールにとどめたため、この日回った東コースはぶっつけ本番。

昨年、ここで行われたエキシビション大会時の記憶をたどって2日連続の大量アンダーを記録。
「昨日からあまりにたくさん獲ったので、覚えていない」と、この日の7バーディは、プレー後の振り返りもしどろもどろだった。

2日目に回ったアマチュアは、ダブルス戦にもかかわらず、おひとりでの参加。
「きっと自信がおありなんだろう」と、想像したとおりにお上手な上に、「僕のことは気にせず、自分のプレーに集中して」と、スタート前からV争いのプロに気配り。

「谷口(徹)さんみたいにたくさん話しかけてくれる人となら、会話が弾むんです。でも、自分から話題を振っていくのが昔から苦手で…」。
お言葉に甘えてこの日も黙々と、スコアを伸ばした。
プレー中のアドバイスはしなかったが、その分「ナイスショット!」と、掛け声で盛り上げた。
「組の雰囲気もとても良くて、自分のプレーに専念させていただいた。とてもありがたかったです」。
感謝の中で、大記録は作られた。

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