記事

ANAオープンゴルフトーナメント 2019

機内食を絶賛。中国の梁津萬 (リャンウェンチョン)がV3を射程に

中国の梁津萬 (リャンウェンチョン)が、2日目をボギーなしの67で回った。通算8アンダーで、V争いに加わった。

ピンチは、5メートルのパーパットを残した6番くらい。この唯一の危機も、さらりと回避し2位タイに浮上した。
「昨日に比べると風もなく、お天気も良かった。今日は、それが一番。ショットに加えてパットも良かった。大好きな北海道で、よいゴルフができました」。

今季序盤は背筋痛に苦しみ、5月から4試合で予選落ちが相次いだ。
7月の日本プロではついに棄権。
そのまま中国に帰り、夏場はあえてたっぷりと休息をとった。

15年の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で日本初Vを達成して得た5年シードも残り1年。
「来季に向けて、しっかりとケガを直しておく必要がありました」。

41歳。「でも日本ツアーには、谷口さんや手嶋さんなど50歳でもまだまだ頑張る良いお手本がいて、僕にも励み」と、ケアにつとめて舞い戻った。
「背中はもう大丈夫です」。
今週は、寿司やジンギスカンなど道内グルメを堪能しながら、今度は復活Vの策を練る。

07年に中国勢として、欧亜共催の「シンガポールマスターズ」で初V。アジアンツアーでは初の賞金王に輝いた。
紳士的な振る舞いに白羽の矢が立ち、今も英国ゴルフ協会「R&A」の親善大使をつとめる。
そんな国内外での活躍に、もちろん欠かせないのが空の足。
大会主催のANAは「サービスも完璧ですし、何より機内食が美味しいです」と、大絶賛。
世界を駆けまわる中国の雄が2年ぶりの3勝目で、再びこの大会から羽ばたきを始める。

    関連記事