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20ー21シーズンの統一などを決定 / JGTO臨時理事会を開催

一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)は6月17日に、リモート形式による臨時理事会を開催。

JGTO会長の青木功をはじめ、選手会からはJGTO理事会メンバーの石川遼(JGTO副会長)と市原弘大(同理事)、池田勇太(同)らが出席し、新型コロナウィルスの影響で、中止や延期が続いている2020シーズンについて、以下の方針や方向性などを決定しました。

1)ツアーの再開に関して
・現時点では「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ(8月20ー23日、北海道ザ・ノースカントリーゴルフクラブ)からツアーを再開するべく調整中。
・シーズンの考え方として、2020年初戦(SMBCシンガポールオープン)から2021年最終戦までを1シーズンとして運用することで決定

(※なお、ツアー再開に関しては、1.緊急事態宣言が発出されていないこと。2.海外にいるツアーメンバーの入国制限が解除されていること。3.現在作成中のコロナウィルス関連のツアー特別規程が適用できること。4.全関係者と近隣住民の安全が確保できること。以上4つの条件がクリアできた上で、決定いたします)。

2)出場予選会「QT」の実施に関して
・通常の形でのQT開催はせず、特別QTとして実施することを決定。
(※詳細な実施方法等については調整中)。

3)トーナメント再開に伴うPCR検査に関して
・ゴルフ5団体で策定したガイドラインに沿って、実施する方向で調整中

4)「JGTO共催ゴルフパートナーエキシビショントーナメント(7月9ー10日、茨城県・取手国際ゴルフ倶楽部)」に関して
・賞金ランキング加算対象外のエキシビショントーナメントとして開催。
・賞金総額2000万円(予定)。
・出場選手はJGTOの出場優先順位による約100名。
・大会前にPCR検査を実施(検査方法は現在、最終調整中)。

以上の項目が報告、決定された臨時理事会後に、報道陣に向けたリモート会見に臨んだ青木は「いつも男子ゴルフを応援していただきまして、ありがとうございます」と、冒頭であいさつ。

「新型コロナウィルス感染拡大の影響により、男子の国内ツアーは開幕を迎えられておりません。なかなか前にすすめていない状況ですが、選手たちと同様に、私も早くゴルフ場に行って、トーナメント会場でファンや関係者のみなさんと、お会いしたい。この状況が、できるだけ早く収束されることを祈っています」などと、今の思いを語った。

さらに、「ここまでJGTOでは、各トーナメント主催者、選手会、関係ゴルフ団体、各自治体などと、時間をかけて、慎重に且つ丁寧に議論を重ねて参りました。ツアー再開までには、まだ少し時間が空く形となりますので、様々な状況を見極めながら、引き続き諸対応をして参ります。よろしくお願いいたします」と、頭を下げた。

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