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日本オープンゴルフ選手権競技 2020

星野陸也 ビッグタイトルでにらむ連勝

コース名の「紫カントリークラブ」は、梅雨時期に白い小さな花を咲かせる紫草(むらさきそう)に由来するそうだ。
今では絶滅危惧種に指定されているという貴重な草花。
コース会員だった、著名な文豪が命名されたという。

趣きのあるクラブハウスの屋根は、紫の「M」のロゴマークをかたどったユニークな形と「すみれコース」にちなんだ紫色と、愛らしい雰囲気。

だが、コースに出れば一転、その名にそぐわぬ牙をむく。

総距離7300ヤードに対してパー70の設定で、深いラフに入れたらひとたまりもない。
「パワーがないと、飛ばない。グリーンも凄く速いですから、スピン量がうまくいかないと、止まらない」と、星野。

だが、「難しそうだけど、面白そう」と、言った。

今年の全米オープンを制したデシャンボーのプレーには、「僕も衝撃を受けた」という。
「アメリカでもどんどんパワーゲームになっている。この難しい状況の中で、今週もラフから出すときの力だったり技術を見て、楽しんでもらいたいと思います」と、日本のナショナルオープンを前に、臆さずアピール。
このあと、すぐ米「ZOZOチャンピオンシップ」がある。
「今週、難しいコースでやって、良い流れでアメリカに行きたい」と、気持ちが浮き立つ。

先月の「フジサンケイクラシック」で、国内初戦を制した。
V後、さらに筋トレを積んだといい「食事も、毎3食しっかりとるようにした」。
体力と、下半身強化につとめてこのタイトルに備えてきた。
「日本オープンは、以前から勝ちたい試合のひとつ。優勝できればいいな」。
連勝をにらんだ。

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