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アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ 2021

選手会長お墨つき! 予選会トップ通過の加藤龍太郎

一緒に頑張ろう!!
2014年からアジアと日本ツアーの共同主管で行われてきたが、復活開催の今年も、コロナの影響はまぬかれなかった。
海外に住む選手たちの入国が依然として厳しい現状から、新たに出場枠を設定。

4月に東西2か所で国内予選を行い、それぞれ上位12人、計24人に充てることになった。

その兵庫県会場(三甲ゴルフ倶楽部)で4アンダーのトップ通過を果たしたのが加藤龍太郎(かとう・りゅうたろう)。
本大会への出場が決まると、昔馴染みのげんちゃんこと時松隆光(ときまつ・りゅうこう)に、すぐライン。
「一緒に練習ラウンドしてください!」。
同い年でも、ツアー3勝の選手会長には丁重に。
11日の火曜日は、実に8年ぶりのプレーとなった。

「地区オープンとかでは会っていたんですけど、試合で一緒に回るのは、本当に久しぶりです。連絡をくれて…嬉しかった」と、再会を喜んだ時松。
「昔から天才肌で、中学の頃は勝ちまくっていた」と、加藤を絶賛。
ほかに、同い年には一昨年覇者の浅地洋佑や、欧州ツアーで活躍する川村昌弘らがいるが、「ベースボール(グリップ)の僕も含めてみんなスイングがめちゃくちゃ個性的でしょう?」と、笑い、「でも”かとりゅう”は、…加藤くんのあだ名ですけど、スイングが超キレイで。当時はナイキの服を着ていたし、みんなでタイガー・ウッズみたいと言っていた」と、証言する。

昨年12月の特別QTは30位にとどまり、今季のフル参戦は難しいが今回、希少なチャンスを生かして2年ぶりのプロ3戦目に挑む。

「ぜひ一緒に優勝争いとかしたい」と同い年の選手会長に、共の活躍を促されて加藤も頷く。
「チャンスを生かして、早くげんちゃんたちに追いつきたい」と、奮起する。

先週の「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」は、選手会初の主催試合。
主催者として奔走しながら、2位に入った時松を仰ぎ、「同い年だけど、本当に凄い。ゴルフはすべてにおいて上手いし今日、明日と、勉強させてもらいます」。
本番まで2日連続の練習ラウンドで、選手会長からツアーで好成績を収めるための極意を学ぶ。

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