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趙珉珪が優勝賞金200万円と、来年1年間のツアー出場権を獲得

右からSMBCモビット代表取締役社長 中辻信行氏、趙珉珪、JGTO専務理事 上田昌孝
2019ファイナルクォリファイングトーナメント Supported by SMBC モビットの第6ラウンドは、10日(火)茨城県行方市のセントラルゴルフクラブ西コース(7,165ヤード パー72)にて、予選を通過した106名の選手が出場して行われた。

2位に9打差をつけ、趙珉珪(チョミンギュ)の楽勝と思われ、スコアをどこまで伸ばすかが話題だったが、思わぬ試合展開となった。2位の朴銀信が出だしから連続バーディで好調な滑り出しを見せた一方で、趙は5,9番でボギーを叩き、前半は2オーバー38でターンするブレーキに。この時点で朴とは3打差にまで詰め寄られていた。「ちょっと危ない」と思った矢先、10番でもボギーを叩き、2打差に。さらに16番を終わった時点では1打差まで迫られた。もう一つのミスも許されない状況で、17番は2人ともバーディ、最終18番は朴がボギー、趙がバーディを奪って、結局3打差で振り切ったのだが、辛勝だった。通算35アンダー397ストロークでプレーを終え、これまでのファイナルQT最少スコアの記録を更新した。

「銀信が素晴らしいプレーを見せてくれた。最後までギブアップしないとはわかっていたが、勉強させてもらった」と2位になったとはいえ、最後まで苦しまされた銀信をほめたたえた。さすがにプレーを終えて、安堵の感情が込み上げてきたのか、目にはうっすらと涙が…。

優勝した趙には、JGTOから賞金100万円に加え、SMBCモビットからも賞金100万円、併せて200万円が贈られた。そして、来年1年間のツアー出場権も獲得した。

「10年ぶりにQTに来て、悔しかった。神様がもう1年チャンスをくれた。来年はシードを獲るだけではなく、優勝したい」と来年の飛躍を誓った。

ファイナルクォリファイングトーナメントの成績、組み合わせは、
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