豪亜共同主管の大会で、リーダーボードに日本勢がひしめく。仲間の活躍に、我もと闘志を燃やす。14年から日本ツアーとパートナーシップ契約を結ぶ「ニュージーランドオープン」が、日に日に活気づいてきた。

2日目は4アンダーを出した片岡大育。
「パットが好調でした」と、通算6アンダーまで伸ばしてこられた。
2015年の初優勝から毎年、順調に勝ち星を重ねてきたが、シーズン序盤に積極的に海外に出た昨季はついに途絶えた。
米ツアーの入れ替え戦にも果敢に挑んだ分、国内では思うような結果ではなかった。

「今年は海外も視野に入れつつ、日本をメインに。日本でやっていれば、チャンスはあると思うので。またしっかり勝てるように、レベルアップできればいいかなと思う」。

アジアンツアーは、若かりしデビュー時に試合場を求めて転戦したいわば原点。目標としている世界への扉は、ここにも開いている。
「明日以降は伸ばすだけ伸ばすしかない。頑張って僕も日本人の上位争いに加わりたい」と、話した。

今季初シードの大槻智春も、通算3アンダーから遅れず仲間たちとのV争いをにらんだ。前日の初日はパープレーで回るのが精いっぱいだったが、首位のスコアは8アンダー。
「正直、ここまでみんな伸びているのがいまいち理解できない」と、幕開けのバーディ合戦には思わず首をかしげた。
プロアマ形式で、交互に回る会場のザ・ヒルズGCとミルブルックリゾートは、雄大な自然に魅了されながらも「ティショットが広いので、目標物が見つけづらい。イメージをしっかり持たないと真っ直ぐ打っていけない」と出遅れたが、2日目になんとか少し、挽回できた。
「あと2日で伸ばしていければ上位に食い込めるかな？」。

昨年12月の亜ツアーのQTで、6位通過を果たして今シーズンの出場権利がある。
「ツアーメンバーになれたので、この試合でしっかり上位にいって、アジアンツアーでもシードを獲りたい」。
ひしめく日本勢にも負けられない。

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• 片岡 大育
• 大槻 智春