記事
Updated
今年は300超えが目標!! 石川遼がカシオの電子辞書を小学校に寄贈

石川遼が、静岡県袋井市立袋井南小と同・高南小学校にカシオの電子辞書「EX‐word」を寄贈。4日には袋井南小で行われた寄贈式に出席して、子どもたちと一緒にその使い方を勉強した。
各校代表児童に電子辞書を手渡したあと、子どもたちから少し離れた後方に、用意されていたパイプ椅子に座ったのも一瞬。
石川も、電子辞書を借りて立ち上がった。
子どもたちの中に飛び込み、体育館の床にどっかり腰を下ろした。
人懐こく話しかけると一緒に電源を入れ、実際に辞書を操作してみる。
取り扱いに困っている子の画面をのぞきこみ、ときおり手助けしてやりながら、漢字辞書で自分の名前の「遼」の字を一緒に検索してみたりした。
「僕も高校のときに使ってましたが、こんなに軽くてコンパクトなのに何十冊分の分厚い辞書とか本が入ってる」と、改めて高性能とその利便性に関心しきり。
「僕も今から小学生に戻れたら、電子辞書で楽しく勉強できるかな」と、子どもたちの身になってみた。
「僕だったら英語の時間なのに、こっそり歴史を調べてしまったりしたかも」と自らを反面教師に「みんなは先生の話をしっかり聞いて、使い方を習ってね」と、授業に沿った使用法を促すのも忘れなかった。
カシオ計算機と所属契約を結んで6年。
「自分自身ゴルフのすそ野を広げていく活動は今までしていても、勉強をサポートするというのはなかった」。
同社の支援と協力を受けて、実現した。
1年間に奪ったバーディ数(国内ツアーのみ)と同数の電子辞書を、全国の小学校に届ける「バーディチャレンジ」を実施。
「このような貴重な機会を作って応援してくださるカシオさんにも本当に感謝したい」。
昨年は、21試合に出てバーディ273個とイーグル3個を記録。
イーグルも1個分とカウントして合計276台のうち、昨年末にすでに寄贈を済ませた同社主催の「カシオワールドオープン」の地元・高知県の3小学校をはじめ、今年は7校に振り分け今月末にはまた栃木県で2校の贈呈式に臨む(下記参照)。
「バーディというのはサッカーや野球でいうと一点。パーというのが基準になって、そこから1打少ない打数で上がることです。ほかのスポーツと違うのは、マイナスの数字が大きい人が一番になるところです」。
この日の贈呈式ではゴルフを知らない子にもわかるように、丁寧にそのしくみを話して聞かせて「自分が頑張った結果が電子辞書としてみんなに届く。僕自身も感動してます」。
両校の校長先生からは、特に英語の授業にも力を入れられていると聞いた。
電子辞書では発音も聞ける。
「ぜひ英語の授業でも、役立ててもらえれば」。
目を輝かせて、真新しい箱を開ける子どもたちの笑顔。
今年はもっと、もっと喜ぶ顔が見たい。
「去年は1試合で20個を超えれば上位に行けていた。それを基準により多くの試合でできれば300個を超えられる。今年は、それがひとつ目標です」。
辞書の寄贈はそのまま、自身のモチベーションにもつながる。
そのためのオフの調整も順調だ。
「体を使ったスイングができてきた。あとは、アイアンの精度をもっと上げていければ」。これから開幕までに、海外1戦と国内では地区競技などに参加しながら急ピッチで仕上げていく。
そして来年は、いよいよ東京五輪が控える。
そういう意味でも「今年は、ゴルフ界にとって大きな1年。自分にとっても大事な1年になる」。
来る2020年を見据えて今季も二足のわらじでまい進する。
「選手会長としても、プレーヤーとしても、100%でやって両方とも結果が出せたら最高。できれば今年は早めに1勝できれば」。
序盤から、バーディラッシュで復活だ。
<石川遼の2018年度カシオ電子辞書寄贈先と実績>
◆高知県
安芸市立 伊尾木小学校 40台
南国市立 久礼田小学校 40台
香南市立 岸本小学校 20台
◆静岡県
袋井市立 袋井南小学校 44台
袋井市立 高南小学校 44台
◆栃木県
真岡市立 真岡小学校 44台
真岡市立 久下田小学校 44台



「ゴルフが上手なだけでなく、石川プロは人格が素晴らしくてジェントルマン!」寄贈式での植原正幸・カシオ計算機 執行役員のべた褒めには大テレ 
みんなこれで楽しく勉強してね! 静岡でのゴルフの試合もぜひ見に来てください。














