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今野大喜がファイナルQT挑戦

練習ラウンドの今野大喜
「2018年ファイナルクォリファイングトーナメント Supported By SMBC モビット」が11月29日(木)、茨城県行方市のセントラルゴルフクラブの東、西コースを使用して、191人の選手が出場してスタートする。競技は6日間108ホールストロークプレーで争われ、1位の選手には来年1年間のレギュラーツアーの出場権が与えられる。さらに従来のJGTOからの賞金に加え、今年からクォリファイングトーナメント(QT)をサポートしていただいているSMBCモビットからも総額520万円の賞金が20位までの選手に贈られる。ちなみに1位の選手にはSMBCモビットから100万円、JGTOから100万円と合計200万円を手にすることができる。選手にとってはモチベーションも上がろうというものだ。

さて、今回の注目の選手は、今野大喜(いまの だいき)だ。現在日本大学4年生で、JGAナショナルチームに昨年から選ばれており、今年は世界アマチュアチーム選手権日本代表、そしてアジア大会にも日本チームの一員として活躍し、見事に団体金メダルを獲得した。日本アマチュアゴルフ選手権競技では、36ホールで12アンダーと2位に7打差をつけたが、台風接近に伴う悪天候により競技が不成立となってしまい、幻の日本タイトルになってしまった。また叔父がツアー7勝を誇るプロゴルファーの今野康晴であることでも知られている。輝かしいアマチュアの実績を引っ提げてのQT挑戦であるが、サードQTでは思わぬ苦戦を強いられた。初日に2オーバー74と出遅れ、2日目は72、3日目にやっと4アンダー68をマークして、上位に浮上したものの、最終日は72とスコアを伸ばせず、通過人数ギリギリの28番目でファイナルQTに進むことができた。

「ちょっとスイングに不安を感じていて」自分の思ったようなプレーができなかったせいだ。サードQT後も調整に務めたが、まだ調子は上向いてこない。それでもここまで来たら「技術やスイングがどうこうよりも気持ちが大事」と叔父からも言われ、メンタル面の強さで挑む。来年のツアー出場をかけて「6日間やって20位以内」を目指す。
  • 開催コースのセントラルゴルフクラブ

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