記事

SMBCシンガポールオープン 2019

日曜日に誕生日を迎える和田章太郎がV争い

3つ先輩のルームメイトに負けじとV争いに加わった。昨季のAbemaTVツアーの賞金ランク6位の資格で出る和田が、波乱の予選ラウンドを終えて首位と1打差の暫定3位タイにつけた。

初日の第1ラウンドはほとんどプレーを残し、この日は早朝から再開しても、すぐまた競技が止まり、ようやく昼前に最初の18ホールを終えて、休む間もなく第2ラウンドに出たが、また3番で中断された。
しかし「ティショットが気持ち悪いなと思った時に、ちょうど中断になったので。気持ちがリセットされた。運がよかった」。

再びコースに出てから後半のインコースでは、同伴競技者のトラブルの余波を浴びる形で競技委員から、遅延プレーの警告を受けた。
リズムを崩しかける場面もあったが、16番のバーディを契機にしたたかに、持ちこたえた。

21歳と若いが場数は踏んである。
日亜共同主管の今大会は、チャレンジ枠を持っていた2年前にも現地まで来て繰り上げ出場を待ったが、当時は出場優先順位が低く、順番が回ってこなかった。
飛行機の変更も出来ずに福岡の大先輩、孔明のプレーをロープの外から見るだけに終わった。

あれから2年越しに、念願果たした初出場だが、会場のセントーサGCは、初めてという感じがしなかった。
第1ラウンドで、首位タイにつけた佐藤大平とは昨年、和田も一緒にチャイナツアーを転戦した仲で、「大平さんとはいつも2人で1つの部屋を借りて行動していた」。

この日も、当時の思い出話で盛り上がり、「コースも似てるし、中断中にも大平さんと、『チャイナツアーみたいだね』と」。
悪天候の変則プレーも2人そろって慣れっこで、「去年、海南島(かいなんとう)の試合では(1日)33ホールを回った」。
中国で苦楽を共にしてきた佐藤もこの日の第2ラウンドでは序盤こそ3番、4番でボギー、ダボを打つなど一度は後退したが、後半4つのバーディで盛り返して、ついには和田と並んで、願ってもない展開に。

灼熱のシンガポールは、日本との寒暖差も新年早々からタイで仲間と合宿を張り、体を酷暑に慣らしておいた。
入念に、スタートダッシュの準備を整えていたおかげで好位置で、大会を折り返す。
「まずは予選通過できて、決勝ラウンドも楽しい位置で回れるので楽しみ」。
最終日の20日日曜日は、22歳の誕生日だ。
「自分に誕生日プレゼントをあげれるように。頑張りたいと思っていた」。
願ってもない結末で、海外初戦を盛り上げる。

関連記事