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SMBCシンガポールオープン 2020

バラ色の東京。リオ金のジャスティン・ローズが早くも連覇に意欲

はいチーズ!!(左から金(ローズ)銀(ステンソン)銅(クーチャー)
2日後に開幕を控えた14日火曜日、シンガポールで3メダリストが揃って会見場に現れた。

16年のリオ大会で金のジャスティン・ローズ(英)と銀のヘンリク・ステンソン(スウェーデン)、銅のマット・クーチャー(米)の3人が集う稀有な機会を本人たちも面白がって、その様子を自撮り。

リラックスした表情で「セントーサは選手の間でも評判がよく、アジア有数のコース。雰囲気も良いしとても楽しみにしている」と、ローズ。
ステンソンは「シンガポールは12年以来3回目。コースも食べ物も、普段の環境とは異なり、人々もとてもフレンドリー。ここでシーズン初戦を迎えられて嬉しい」と話した。

クーチャーは、「初めてのシンガポール」といい、「ラブにどこを訪れるべきか、何をすべきかなど、いろいろ聞いてきた」と、昨年出場のデービス・ラブIIIから仕入れた現地情報どおりに、「美しく、魅力の詰まった国。とても楽しみ」。

開催国の印象や、大会への思いを口々に話す中でもやはり、3人揃って熱を帯びたのは、いよいよ半年後に迫った東京五輪について。
三者三様に、2大会連続の代表権獲得への意気込みを語ったが、金メダリストの思い入れは特に強かった

ローズは現在、イギリス最上位の世界ランキング9位につけるが「出場は約束されたものではない。東京五輪はもちろん、自分にとって大きな目標。まずは良いプレーを続けてポイントを重ねていくことが大切だ」。

順調にいけば、五輪初日の7月30日に40歳になるといい、「誕生日は粛々と祝うことになると思う。おそらく夜にケーキを一皿食べるくらい。お祝いは後にとっておく」。
究極のバースデープレゼントはもちろん8月2日、最終日の大会連覇。
「良い成績を残せたら最高。大きな節目となる誕生日になるが、しっかり大会に集中することが大事。興味深い一週間になるだろう」。
灼熱のシンガポールで金メダリストの心はしばし、真夏の日本に飛んでいた。

東京五輪ゴルフ競技
<会場> 霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)
<日程> 男子 7月30日(木)ー8月2日(日)/ 女子 8月5日(水)ー8月8日(土)
<出場資格>世界ランキングを元に算出した『オリンピックゴルフランキング』により決定。男子は20年6月22日、女子は6月29日時点の同ランキング15位まで(1か国最大4人)の選手と、16位以下は1か国2人を選出。(現在の世界ランキング)

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