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AbemaTVツアーはいよいよ今週開幕です

中央が“ブルゾン”幡地、右から“with”伊藤&塩見。今年は3人で一杯稼ぐ!?
今年はマスターズよりも、レギュラー国内開幕戦よりも、どれよりも早く始まるのが旧チャレンジトーナメント改め「AbemaTVツアー」!!
今週30日に、徳島県のJクラシックゴルフクラブで開幕する「Novil Cup」から、新たな歴史の火ぶたを切る。

横浜みなとみらいの「パシフィコ横浜」で開催されたジャパンゴルフフェアは、いよいよ最終日を迎えた25日に一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)のブースに集結したのも、同新ツアーでの活躍が期待される若手3人!!

歴代キャプテンは、あの松山英樹をスカウトした男?!
27歳の塩見好輝を筆頭に、幡地隆寛も伊藤有志も、名門・東北福祉大の元副キャプテン。阿部靖彦・ゴルフ部監督イズムを受け継ぐ有望株が、揃ってトークショーで盛り上げた。

学生時代は、もれなく全員“坊主”の経験者。
名前の読みは「はたぢ」だけど、「歳は“はたち”じゃなくて、いま24歳」の幡地は、試合の帰りにどうしてもミッキーマウスに逢いたくなって、千葉の舞浜に寄り道して大目玉を食らい、伊藤は授業をさぼって、プロの試合を見に行きバリカンに。

在年が塩見とかぶっている幡地。「学生時代の塩見先輩は、とても厳しくて。新入時は話しかけられないオーラを感じた」と、縦社会に揉まれながらのプロ入り5年目の春。先輩、後輩と一緒に声を揃えた。「微力ながら、少しでもAbemaTVツアーを盛り上げたい!」。この日も、JGTOインスタグラムのライブ配信では、「なんでそんなにかっこいいんですか?」とのメッセージを受け取るほどの長身イケメン。
「中学で急に伸びた」と188センチの恵まれた体格にちょこんと乗っかる端正な顔立ちは、一見イケイケだが実は「ゲームとアニメおたくの引きこもりです」。
先輩・塩見も「幡地はこう見えて、ギャップが凄い」と証言したほどシャイな性格だが、この日は「白米に合うおかずなら何でも好き」と好物をぶっちゃけるなど、懸命に声を張った。

対照的に、小柄で華奢な伊藤の持ち味は、なんといってもこのベビーフェイスだ。「僕は鶏のささみが好きです」と、ダイエットの必要など全然ないのにサラダチキンが大好物。「1個下の伊藤が可愛くて仕方なかった」という大男の幡地に学生寮の大部屋で、プロレス技をかけられたらひとたまりもなかったと、今後はパワーアップも23歳の課題か。

先輩・塩見の証言によると、「ドライバーで飛ばしてウェッジでちょんと寄せる幡地と、飛ばないぶん曲げずにきっちり乗せて、入れる伊藤。プレースタイルは真逆」とそれぞれの個性を武器に、いざ新ツアーの舞台に立つ。

そんな2人を横目に「自分はどれというより全体に優れているので。2人に負ける気はしない」と貫禄をちらつかせた塩見は、あの松山のひとつ年上である。
「高校生のヒデキを阿部監督とスカウトに行ったのが僕。監督と車で仙台まで連れてきて、一緒にメシ食って、ヒデキは福祉の入学を決めた」とその後輩が、今や世界を背負うまでに成長したのも、この塩見の存在あってこそ?!

「AbemaTVツアー」は、今季メジャー初戦のマスターズの前週に、幕を開ける。
「今年は3勝して、僕も新ツアーを盛り上げられたら」。
開幕早々に海の向こうの偉大な後輩にも、一足お先に嬉しいニュースを届けられたら。

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