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長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ 2016

最終日に吹き荒れそうなタイ旋風

4打差首位の谷原の背後でうごめくタイ旋風だ。ベテランから中堅、若手が揃って、谷原を包囲した。

通算8アンダーは5位タイにつけたチャプチャイ・ニラトは33歳。今季はファイナルQTランク23位の資格で参戦するが、アジアンツアーではすでに4勝の実力者である。

さらに通算9アンダーの3位タイにはもうお馴染みのマークセン。今年は5月の「〜シニアを元気に!!〜 KYORAKU MORE SURPRISE CUP」で“デビュー戦”を飾るなど、50歳を迎えた今季はレギュラーと、日本とアジアとタイの掛け持ち参戦でも、相変わらず元気いっぱい・・・!

今週も、大好きな温泉付きのビジネスホテルで毎日の疲れを癒やしてイイ気分。
「体力も、ゴルフも、まだまだ若手には負けないよ!」と、レギュラーでも余裕綽々のV争いだ。

シニアでは、デビュー戦から2戦を戦ったが2位タイ、6位タイ(スターツシニア)とさっそくこちらでも、優勝争いを繰り広げて口に遠慮のない先輩方から「おまえ、来なくていいよ〜!」と言われたとそれさえも強者の勲章に、“ルーキーイヤー”の賞金王かと、早くも呼び声高い。
「シニアは3日間競技が多いから、私にもチャンスがあるね」とニヤリと笑う。

そんなタイの英雄の存在が、もちろんもっとも若いタイの26歳にも気になる。
単独2位で、最終日を迎えるクロンパ。
最終日はマークセンと、最終組で回れることになり小躍りした。
「最終日にご一緒に回らせてもらえるのは初めてのこと」と、喜んだ。

母国期待の若手にも、タイ勢が上位にひしめくこの状況は誇らしい限りだ。
「みんなが頑張っているのは凄く嬉しいし、自分も励みになる」と一丸となって、リーダーを追いかけていくつもりだ。

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