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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2018

41歳の近藤智弘「くじけている場合じゃない」/ホールアウト後公開インタビューのお知らせ

ツアープレーヤーNO.1決定戦で、今週最初のお立ち台にのぼった。見た目はまだまだ若いが「僕ももうベテラン。今年41歳になっちゃいました」。

今季の国内開幕戦から選手会が始めたプレー後の公開インタビュー。司会をつとめてくださったフリーアナウンサーの山下美穂子さんとの掛け合いも楽しく「ゴルファーはやっぱり、バーディを取ることが一番、前を向ける」と、しみじみと言った。

2番できわどい1メートルのチャンスを沈めて、「やっと入った。下りのがいい感じ出入ってくれて、嬉しかった」と、ようやくひとつ息をつけた。
先週のミズノオープンでは8000ヤードを超える最長コースで「ひとつもバーディを獲れなかった」と、予選落ちに消沈した。

難しい宍戸でこの日は、先週のギャップを一気に埋める7つのバーディに「パターが入ると気持ちがいいもので、久しぶりに楽しいゴルフでした」と、試合では初めて使うというピン型のパターもハマって、久々に笑顔を見せた。

ツアー6勝の実力者が、試練を迎えている。いよいよ不惑に突入した昨年、開幕前に発症した腰痛は、どんな治療を施してもいっこうに、良くなる気配を見せずに「モヤモヤした」。
これといって原因も見当たらないから、たまに、状態が良くなっても「何故良いのかも分からない。いつまた痛くなるかも分からないので、怖くて練習も出来ない。頼るものも何もない」と、昨季はついに、16年守ってきた賞金シードを手放した。

昨12月には、実に17年ぶり2度目のQTにも挑んだが、53位と振るわず。生涯獲得賞金ランク25位内の資格を使って挑む今季は、登録名を本名の智弘に戻して、心機一転。

大先輩の快挙の知らせは、ようやく痛み止めの薬も要らなくなってきた頃だった。
50歳にして、自身3度目の日本プロを制した谷口徹。
「僕も、今年から谷口さんと同じトレーナーに看てもらっている」。湯浅文乃トレーナーが言うには「谷口さんは体のどこも痛くない。凄いなと思った」。
見習うべきは、10歳も年上の体力とモチベーション。
「諦めていない感じや、技術も高い。僕もくじけている場合じゃない」。
まだまだ、老け込むには早すぎる。
2004年の今大会では、S・K・ホにプレーオフで敗れて「こんな経験はしたくない」と、言い残した。
あの借りを宍戸に返しにいく。

※今週は、お洒落な臨時スタジオが舞台!! 初日は近藤のほか、重永、星野らが、“お立ち台”に立ちました。今年から、選手会主導でスタートしたホールアウト後の公開インタビューはギャラリープラザなどで、随時開催中です。出演プロはその日、上位に立った選手たち。ふいにあこがれの選手があなたの前に立つかも?! お楽しみに!!

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